2019年3月10日日曜日

PBTの話(17) YouTube

昨年夏、秋田の金足農業高校が甲子園で準優勝した。(私は秋田商業高校の応援をしているが、今夏は予選でに金足農業高校負けてしまった。)先日来てくれた秋田大学のK君によると、秋田市内は彼らが帰って来た時すごい盛り上がりだったという。
さて、先日なにげなく、YouTubeを見ていたら、彼らの卒業後の進路を紹介したものがあった。もちろんエースはプロに進んだが、その他のメンバーの紹介があったのだ。その中で、3年生なのに唯一ベンチ入りでき川和田君の話が出てくる。彼はボールボーイとして甲子園を経験していたようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=P2T5hZNgPxo

彼のコメントを全文紹介したい。「甲子園で、背番号を貰えなかった時は正直現実を受け入れられませんでした。しかし、あの経験は自分が将来、社会に出てから必ず役に立つ。そう自分に言い聞かせました。今思うとあの時の自分は背番号を貰わない方が良かったのかもしれないと思います。レギュラーになること以上に大切なものを教えてもらいました。小・中学校時代の自分はチームの中心メンバーでやってきました。そのときはベンチ外のメンバーの気持ちなんて分かりも考えもしませんでした。なので、あの甲子園で背番号をもらっていたら、きっとダメな人間のまま社会に出ていたと思います。4月からは社会人になります。10代とはいえ立派な大人です。1人の大人として恥のない行動を野球という形ではありませんが秋田を盛り上げて、日本に秋田をもっと知ってもらえるようにがんばります。あの9人と出会えて幸せでした。楽しかったです。」

人生には、いくら努力を重ねても、自分の思いどうりにならないことも多々ある。それをプラスに返還できていくところに人間の成長がある。今回の進路指導で、第一希望に合格した学生も、そうでない学生もいる。私としては4月から精一杯寄り添ってきた。これからも、みんなが幸せ(のきっかけ)をつかめるよう、寄り添っていこうと思う。
『理想に生きることをやめた時、青春は終わる。』…何があっても負けるな。マイナスをプラスに変えて、自らの志を全うせよ。これは学生諸君にとっても、私にとっても、である。

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