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https://www.jica.go.jp/activities/issues/agricul/approach/shep/index.html |
F42の文系の国費生クラス。昨日今日とアフリカ地誌の中で、私がケニアで出会った園芸農業の振興を手がけておられた喜田先生の話をした。喜田先生のことは、このブログでも何度か紹介したが、かなり以前のことなので、興味のある方は、2010年5月17日と23日・2012年7月1日付を参照願いたい。
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喜田先生(中央) |
2003年のJICAのケニア研修旅行の中でも、特に大きな感銘を受けたJICAの専門家である。(右の写真)これからマレーシアを背負うJPA生にとっては極めて貴重な話のように思う。園芸農業によるケニアの開発を進めるため、花の栽培ノウハウ、組織づくり、生産地の拠点づくり、空港近くの大拠点づくり、生産地の拠点とを結ぶ道路計画、そしてヨーロッパへの輸出計画とそのマネジメント。喜田先生の園芸農業でケニアの開発を進めるという夢のような志は、ついにテキストにも載るようになった。ケニアは茶の生産が世界第3位であるだけでなく、園芸農業が盛んでヨーロッパに花の輸出をしていることが、15年後の今、明記されているのである。
今はまだ地理をやっているが、歴史を経て、経済、政治、国際関係と教えていく。しかし国費生は少し早めに、大学の志望学部や学科とその理由を決定しなければならない。したがって、こういう日本の大学で志望する学問に関係するような話をできるだけ盛り込んでいこうと私は思っている。このケニアの喜田先生の実践は、政策学、なかんずく地域振興の政策学というのはこういうものだという好例だといえる。
先日、国立のT大学の方々がPBTに来て頂いて、その時、地域学部の説明があったようだ。参加した学生から「その時に聞いた学問と関係ありますか?」「そうそう、それそれ。」と言うと、学生諸君はさらに納得したようだ。かなり興味をもってくれたように思う。
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