国際コンベンションセンター https://www.tripadvisor.jp/Attraction_ Review-g298305-d7624452- Reviews-Putrajaya_International _Convention_Centre-Putrajaya_ Wilayah_Persekutuan.html |
と、ともに、アイスランドの若者政策にも言及した。アイスランドでは、13~18歳の若者12人からなる青少年評議会(ユース・カウンシル)を設置、若者の立場・考えから「持続可能名開発」などを提言、促進する役割を担っており、政治への関わりが強まり投票率も上がっている。またユース・イン・アイスランドという官民一体の取り組みで、若者のクリーン度指数が高い国を実現した。これをマレーシアにも導入するそうで、クアラルンプールの公共住宅等に住む12歳から17歳の若者・2000人を対象にすでに実験中だとか。愛国心、福祉、社会などを学び独自の能力、創造力を養うことを目標にしているらしい。
マハティール首相は、日本の「尊い価値観」を見習い、実践して欲しいと繰り返し述べ、2025年までに先進国入り(これまでは2020年だった。)を目標に掲げた。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/03/post-11851.php
…この演説内容は明日にでも、マレー系のF42の国費生にさっそく伝えようと思う。ところで、これは私の推測だが、この演説はマレー系の若者を対象にしているような気がする。理由は二つある。アイスランドの若者政策の実践のところで、公共住宅という語句が出てきた。これはブミプトラ政策で農村から都市への人口移動を推進する際建てられたものが多い。おそらくほとんどがマレー系住民であること。愛国心、福祉、社会などを学びとあるが、この辺も、マイノリティでは議論しづらい問題であること。なぜなら、マレーシア憲法の中で、ブミプトラ政策などは「微妙な問題」で公共の場での討論が禁じられているからである。マイノリティにとっては極めて参加しにくい状況にあることが容易に推測できる。よって、マレー系の若者を対象とした演説であると考えるわけだ。ただし、その是非を云々するつもりはない。日本人の一教師としては、誇らしいし、その必要性(価値観もアイスランドの若者政策も含めて)を実感するからである。
…(追記)多少伺った見方をすれば、先日韓国大統領がマレーシアに来た。通貨スワップの申し込みに来たのか、残り少ないだろう地位を満喫するために国賓待遇が受けたかったのは知らないが、マハティール首相との対談内容は極めてあたりさわりのないものであったようだ。これを受けて、改めてマレーシアは日本を尊敬し目標にしているのだという、日本政府ならびに隣国政府、さらには中国政府へのシグナルだとも受け取れるのである。そう考えると、マハティール首相の政治家としての凄さをあらためて感じるのである。
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