2025年7月6日日曜日

三沢にB1ーBが4機来ている

https://www.kotatv.com/2025/04/03/south-dakota-air-space-museum-is-open-2025-season/
日米で使っている青森の三沢基地に、B1ーBが4機駐留しているそうである。ベトナム戦争時の嘉手納にB52が駐留して以来のことで、グアムやオーストラリアにも駐留しているが、日本にも置いておこうということらしい。

B1ーBは、私にとっても思い出深い爆撃機である。サウスダコタとワイオミングを旅するにあたって、AAA(アメリカのJAFのような会社)が発行していた州ごとの観光案内本(もちろん全て英文である。)をチェックしていて、サウスダコタのラピッドシティ空港から、バッドランズ国立公園を目指す途中に、空軍基地と航空博物館があるのを見つけた。そこは、”戦略”空軍基地であったので、ICBMなども配置されている基地だったが見学可能となっていた。今から思えば、英文の記事をよく翻訳したと思う。必要に迫られてのことだったが、ネットのない時代というのは、こういう苦労と喜びもあったのだ。

残念ながら、ちょうどケニアのアメリカ大使館が攻撃され、星条旗は半旗となって掲げられており、期待していたICBM基地のツアーは中止になっていた。幸い、航空博物館は見ることができた。戦略空軍基地らしく、B-29やB-52などの爆撃機が多く展示されていた。そんな中、凄い爆音と超低空での離陸、ならびに超低空飛行のB1ーBと遭遇したのである。とんでもない爆撃機である。あの衝撃は文章化できないほどのものであった。(上記画像は、航空博物館近くを離陸するB1ーB)

このB1ーBは、核攻撃ができないようになっているが、B52以上に爆弾を積めるし、なにより速度がめちゃくちゃ早い。ステルス性もあり超低空を一気に目標まで向かうことができる。巡航ミサイルも多く積めるし、とんでもない性能であるのだが、可変翼機なので整備にコストがかかり退役も近い。

とはいえ、三沢にB1ーBが常駐(スパンは未定らしい)しているということは、大きな抑止力である。三沢には、米軍のF35もいるので、かなり強力な基地となったのは間違いない。ただの抑止力であることを祈るが…。

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