2020年11月30日月曜日

米国の逆デモクレイジー6

米国の逆デモクレイジーは、もうハリウッド映画のようになっている。(米日のメディアは相変わらず何も伝えないが…。)モンキーワークスというコードネームのアナリストがリアルタイムの軍用機のフライトデータを追跡していて、選挙当日から数日間その交通量が急上昇していることに気が付いた。その中にグアンタナモ(かの悪名高いキューバにある軍事施設だ)のフライトも含まれており、どうやら「(今回の不正の)容疑者移送のためのフライト」であり、その尋問のためのものであると結論付けたようだ。

この軍用機はプライベートなCIAのチャーター機(機体番号で判明した)で、ワシントンD.C.、グアンタナモ、フロリダ、バージニアに集中している。また空中給油機が多く展開している。この空中給油機を必要とする戦闘機・爆撃機も多く展開している。彼は、また多数の軍事輸送機が周囲を旋回していることから、大規模な軍事的有事がだんだん近づいている事を予期している。

何千人もの国家反逆罪に相当する逮捕者は、軍事法廷(注:不逮捕特権のある、たとえば大統領でも裁くことが可能な法廷)で起訴・逮捕される可能性が高く、アメリカ司法省は、死刑執行に関する連邦法を最近改正し、絞首刑・電気椅子・ガス室、そして「銃殺隊」による死を許可したという。

…銃殺隊による国家反逆罪の処刑を予期させるような記述である。かなりヤバいことになってきたわけだ。トランプ側弁護士や告発者への脅迫が横行しているらしい。結局証拠をを突きつけ、勝利した後、世論を巻き込んで、一気にコトを動かすのかもしれない。しかし、トランプ側はかなり用意周到にこの逆デモクレイジーいや、民主主義破壊・クーデターに準備していたように思う。

https://bonafidr.com/2020/11/29/cia%E3%81%AE%E5%AE%B9%E7%96%91%E8%80%85%E7%A7%BB%E9%80%81%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%8C%E9%81%8B%E8%A1%8C%E4%B8%AD%EF%BD%9C%E8%87%AA%E7%99%BD%E3%81%8C%E8%81%9E%E3%81%8D%E5%87%BA/

2020年11月29日日曜日

米国の逆デモクレイジー5

https://ameblo.jp/jtkh72tkr2co11tk317co/entry-12401348472.html
どうやら、メカ=バイデンら民主党の幹部やそれに関わった者の国家反逆罪が決定的なったようだ。(もちろん中国共産党に毒された日本のメディアは何も報道していないが…。)ドイツのサーバーを軍が抑えた云々というよく意味が分からなかった報道は本当で、米国陸軍がトランプ側で、CIAが民主党下であり、両者が銃撃戦になったようだ。陸軍が5名、CIA側1名死亡したという。まさに民主主義を守るための内戦である。

今回の大統領選=逆デモクレイジーは、選挙の不正をもってアメリカ合衆国の乗っ取ろうとした犯罪であり、中国や他の敵対国の意を受けた民主党の国家反逆罪であると私は思う。死者まで出ているのだ。言い逃れはできまい。

何度かエントリーしているが、民主主義そして権利・人権を守るために最後には暴力が必要だということである。「銃がなければ、連邦政府や州政府に自分の権利を侵された時、戦えないではないか。」という30年近く前にデトロイトで出会ったサム氏の言葉が現実になったわけだ。国内の一般人の内戦に今はまだなっていないが、これ以上拡大しないことを祈る。

…この戦いで亡くなった5人の偉大な英雄に謹んで哀悼の意をささげたいと思う。アーリントン(ワシントンD.C.近郊ヴァージニア州にある軍人墓地)に葬られることになるだろうが、彼らのアメリカへの貢献は実に大きい。JFKの墓前にあるような永遠に消えない灯が置かれることを要望したい。

2020年11月28日土曜日

出前塾の用意

今年の未咲輝塾の最大の戦略は、出前塾である。伊方町内には3つの中学校があるのだが、中学3年生が部活動を引退した後、高校受験に向けて放課後の補習が始まってから、塾の講師を派遣し、町内の中学生の学力向上に資するというものである。すでにM中学、S中学には数学や英語の講師を派遣している。もう一つのI中学は5教科への注文が来ている。つまり、私の社会科も注文を受けている。期末考査が終わった直後に行くことになっている。

高校受験のコツ、高校受験の重要課題、高校で必要な学力などのリクエストがあったので、私は、一神教の話をすることにした。中学にはない倫理の話をしようと思うのだ。中学では基礎的な地理・歴史・公民を教える。事項の関連性より、キーワードの暗記主体になる。だが、高校ではさらに詳細になるし、その関連性こそが重要だと私は信じている。その源が倫理という教科だし、中でも一神教理解は、世界史、地理、政治経済などの関連性理解のベースになるものだからだ。

これまでの私の一神教理解で、最も重要だと思うのはエルサレムの重要性である。イエスが十字架にかかった地であることは日本人にも知られているが、岩のドーム・嘆きの壁のことはあまり知られていない。神にパレスチナを約束の地として与えられたアブラハムがイサクを生贄にしようとした岩=ユダヤ教の神殿跡であり、ここからムハンマドが昇天している。このことをまず教えようと思っている。十字軍や中東問題を理解するための土台である。

また、一神教の登場人物の名前が、欧米人の名前になっていることは、やはり学ぶ人の属性に刺激を与えると思っている。これも語ろうと思う。イエスに洗礼をしたヨハネ=ジョン(英語)は、イワン(露)だし、ヤン(独)ジャン(仏)であるし、ペテロ=ピーター(英)は、ピョートル(露)、ピエトロ(伊)である。ピョートル大帝が造ったサンクトペテルスブルグ(聖なるペテロの街)やバチカンのサン・ピエトロ(聖なるペテロ)寺院(ペテロの墓がある)の理解につながる。アブラハムは、エイブラハムだし、イサクはアイザックである。まあ、教えだしたらキリがないのだが…。

本当は、ユダヤ・キリスト・イスラムの三宗教の構造を理解させたいのだが、中学生にはちょっと難しいと思う。キリスト教にはユダヤの律法(イスラム教で言えばシャリーア)がない。このことが、神の設計図を理性によって知ろうとする歴史(近代西洋哲学や社会契約論につながる)を教えるのは時間的な余裕もないし、あきらめた。さて、どうするか、もう少し悩んでみようと思う。

担当の先生からは、社会科の勉強のコツも是非と言われた。何よりも面白いと思う事、きちんと整理して覚えること。これしかないのだけれど…。

2020年11月27日金曜日

米国の逆デモクレイジー4

https://m.ntdtv.jp/2020/11/46125/
 米国大統領選挙の第二章が大いに動き出したようだ。相変わらず日本のメディアは報道していないようだが、パウエル女史やトランプ側弁護団、さらには中立的立場の億万長者の調査など総攻撃が始まった。中国共産党の介入も明らかになったようで、民主党・メカ=バイデンは敗北宣言を出したとか出してないとか…。

かなりの証拠が集まり、ジョージア州務長官と州知事は国家反逆罪に問われるかもしれない。トランプ政権内部の味方の裏切りを容赦なく突いて行くようだ。これにビビったのか、他の激戦州の状況も大きく変化したらしい。ようやくトランプ勝利が見えてきた。

民主党支持者も真実を知り、バイデンの変態息子のスキャンダルや、マスコミが隠していたトランプ政権下の雇用実績などがわかってくると、10%ほどの人がトランプ支持に回っているという。

一方で、習近平は戦争準備を呼びかけているようだ。単なる「空激」であればよいが、アメリカ国民の民主主義破壊への怒りの矛先が向かう可能性が強いと私は思う。アメリカ人は権利意識が強い。まして、今回の大統領選への介入は、重大な権利の一つである参政権への侵害であり、言語道断。今回の黒幕をあばき、正義の旗を振る時、アメリカ人は結束する可能性が強い。メカ=バイデンをはじめとした民主党の面々は、ただではすむまい。

2020年11月26日木曜日

米国の逆デモクレイジー3

https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/jiji/jiji68/
日本のマスコミも、アメリカのマスコミも、なぜ真実を隠しているのだろうか。

アメリカ大統領選挙での民主党側の不正が次々に暴かれ、裁判に持ち込まれている。かなりの証拠が集まっており、民主党が莫大な資金を使い、郵便投票や投票時の開票コンピュータでの改ざん、さらに死者や引越した者、犬まで投票させていることが(嘘なら偽証罪に問われることを前提にした)証言がなされている。この事実を両国(もしかしたらその他の国も)のマスコミは、決して報道しない。出てくるのは、メカ=バイデンの大統領就任を目指しての動きだけだ。

民主主義社会において、マスコミの意義は、権力に対して正論を事実に基づいて発し、世論に影響を与えることである。これは、公共の福祉の概念に合っているし、権力のブレーキ役として大きな意義がある。しかし、今回の選挙ははっきりと不正の嵐であるといえる。民主党には全く正義がない。もしこのまま真実を隠して、結局トランプ側が裁判に勝ったら、どうするのだろう。マスコミは真実を伝えなかった、民主主義の崩壊を手助けした、民主主義国家アメリカの信用を破壊した、と言われても仕方がない。日本のマスコミも同様である。尖閣の状況やコロナ禍に関わる真実をかなり隠しているようだ。マスコミへの批判が強まり、ネットがその中心になり、新聞社やTV局は経営が成り立たなくなるだろう。またSNSでも利用者が減るところが出てくるだろう。市民は愚民ではない。

フランクフルト学派の概念で、「道具的理性」というのがある。マスコミのトップが腐っていたとしても、社会正義のために、ジャーナリズムに人生をかけた人々も多いはずだ。トップの言うがまま、「道具的理性」で自己を喪失したまま、忠実に理性を使ったとしても、それは、ナチの手先としてユダヤ人を強制収容所に運び、その際律義に運賃を要求したドイツ国鉄の職員と同じだと私は思う。

今、世界がおかしい。赤黒い雲が世界を覆っているような感覚がある。がんばれ、パウエル弁護士。

期末考査が始まった。

今日の塾の様子
三崎高校では、期末考査がいよいよ始まった。昨日は29名の生徒が来塾した。他の教室も使いながら、講師陣も走り回っていた。私も倫理や政治経済の質問があって、なかなか充実した1日だった。ところが、今日は、意外に少なかった。おそらく夜遅くまで勉強して、試験が終わったら早く睡眠したかった生徒が多かったのではないかと思う。こういうクセは直した方がいいと思うのだが…。塾としては計画的に定期考査対策をしてほしいところだ。

今日は日本史の質問もあった。鎌倉仏教について。(笑)こういうテーマなら、たとえ日本史であってもも目をつぶって教えることができる。(私は40年余の教員生活で3回しか日本史を担当したことがない稀有な存在である。しかも近現代史のみである。)ふと、教員採用試験(倫理社会)で大問2が、これだったことを思い出した。「鎌倉仏教について記せ。」得意中の得意なので、この2次試験は勝った、と確信したのだった。…40年近く前の話である。

2020年11月24日火曜日

日本国憲法講義 in 未咲輝塾

http://minoring-office.com/data_lawpri/consti005.php
ある有名大学の法学部の入試対策の話である。2週間前ほどから、日本国憲法講義をしていた。どんな問題が出るの?と過去問を聞いたら、「日本においてLGBT同士の婚姻は是か非か?」というようなものだった。高校生の入試であるから、高校の政治経済の教科書や資料集の内容を超えるようなもの(例えば民法や刑法の内容)ではないようだ。ならば、しっかりと憲法を学んでおけば、なんとかなると思った。

ちなみに、このLGBTの婚姻を認めているのはキリスト教プロテスタント(特にカルヴァン派の影響下)の地域に限られる。イスラム教世界では、神定法で一瞬でアウトだ。カトリックもダメである。宗教的な要素が決定的に是非を決定する。日本は当然、一神教の影響下にはないし、憲法で基本的人権が保障されている。ただし、「公共の福祉」という問題が立ちはだかる。憲法のどこと関連があるかを、少しじっくり学んだ方がいいよねと言うと、生徒は頷いた。

というわけで、日本国憲法講義をやることになったのだが、第一条から条文に従って最後の補足までやってみた。途中、国会と内閣の話は日本の政治システムの話になり、政経でやっているので割愛した。司法は、出る可能性もあったので割愛しなかった。このように条文に沿って教えるのはさすがに初めてであったが、なかなか新鮮。一度憲法をすべて読んだという実感も法学部に行くのなら必要だと思う。昼休みに報告に来てくれた生徒の書いたものを見た。なかなかいい。本人も笑顔だった。うん、やってよかったよね。

我家がハマってる YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=9x3nJarG028&list=PLubYiziwCjOvqsGwqAaNephxA3XH3YLA2
アメリカ大統領選挙の不正とマスコミの非中立性の話も、中国共産党の悪事の話も、想像を絶する思考の韓国の話も、毎日毎日YouTubeで見ていると疲れると妻が言う。確かに精神的に疲れる話が多い。そんな状況下で、妻が、ルーブル美術館の公式ガイドのYouTubeを見つけてハマっている。私は昨日ずっと仕事をしていたので、ラジオよろしく聞いていただけなのだが、実に面白い。特に絵画の背景にある歴史や作家のエピソード、あるいはギリシア神話やキリスト教の知識(これはある程度知っている話が多い。)も含め、ホント面白い。ラジオ的に聞いていると、意外に私は話題となっている西洋絵画をほとんど想起できることに驚いた。あの絵だなと浮かぶのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=9x3nJarG028&list=PLubYiziwCjOvqsGwqAaNephxA3XH3YLA2

高校時代、西洋美術史のかなり詳細で専門的なテキストを購入した。(実は妻も同じ本を持っていたので、結婚した時、どちらを残すか困った。笑)画集は高くて買わなかったものの、素人としては夫婦共々かなり詳しい方だ。夫婦で共通して好きな画家も多い。ダリやシャガールがその代表的な作家で、大阪にいたときはよく展覧会に行ったものだ。

このYouTubeでは、パリの街歩きもあるようだ。実は私はパリが大嫌いである。英語を下等言語として口にしないパリ市民に閉口したからだ。彼らのヨーロッパ中華思想はかなりのものである。きっとフランス語が出来たら、その高い城壁を乗り越えることができるのだろう。パリは、結局ユネスコ本部からエッフェル塔、そして凱旋門まで歩いたに過ぎないが、面白いトコロがニューヨークと同様、たくさんあるだろうことは容易に想像がつく。

コロナ禍で海外に出ること自体がかなり難しくなっている現在、具体的な旅行プランはないのだが、パリのルーブル、ローマのバチカン、ロンドンの大英博物館はやはり行っておくべきなのだろうと思う。しかし人生の残された時間とカネが少ない。(笑)でもやっぱり、オハイオ州デイトンのアメリカ空軍博物館の方が優先かな。夫婦共々、美術愛好家であると同時に航空ファンでもあるからだ。

2020年11月23日月曜日

鬼北 北宇和高校のパレード

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202011220056
我が三崎高校は、地方創生の活動で全国的にも注目されている学校である。だが、他にも頑張っている高校も多い。昨年主催したせんたんミーティングの時、県内外の高校が参加したが、私が特に注目したのは、鬼北町の北宇和高校だった。(昨年9月30日付ブログ参照)夏休みに鬼北町にも行ってきた。(本年8月13日付ブログ)今日の愛媛新聞に、その北宇和高校の活躍が載っていたと妻が教えてくれた。

北宇和高校にある県内唯一の馬術部や吹奏楽部を中心に、10月17日に町内の商店街をポニーに二輪車をつけて往復600mをパレードしたという。地元の方も大いに盛り上がったらしい。なかなか良いイベントだと思う。

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202011220056

我が三崎高校でも、今年はみさこうカフェで地域を盛り上げているが、コロナ禍のためにイベントを何度も断念している。この土曜日のみさこうカフェも中止になってしまった。残念だが仕方がない。そんな中、こうして他の学校も頑張って地方創生に取り組んでいるというニュースが流れると実に嬉しいではないか。

2020年11月21日土曜日

伊方町 中高生の政策提言


「次世代につなげるまちづくりワークショップ」に参加してきた。広報いかた10月号に、11月14日の町民ワークショップの参加者募集があって、これに参加申し込みをしたのだが、今日のワークショップに合流することになったという連絡があったのである。今日のワークショップは、三崎高校と伊方町内の3中学校の約30人の生徒が参加するものだった。昨夜の時点で、塾生に聞いて私はそのことを知ったのだった。午前中、亀が池温泉の周囲を「政策」という視点で視察し、午後は一般参加者や町職員も交えて、「共生社会・健康づくり」「子育て・教育」「安全・安心」「活力(産業推進)」「交流」という5つの班に分かれて政策を考え、提言を行うというものだった。これは実際に伊方町の第2次総合計画後期基本方針計画の参考資料となるもので、生徒たちの提言が活かされる可能性もあるわけだ。私は一般参加者なのだが、学校関係者でもあるので、午前から参加した。しかも出前塾で、三崎中・瀬戸中の3年生とは顔見知りだ。来月には伊方中にも行く。よって中学生と会話するのも楽しみにしていたのだった。

午前中、亀が池温泉の周囲を回った。本校2年生(瀬戸中出身)と伊方中2年生、三崎中3年生と回ったのだが、温泉の建物の裏に公園があった。これまで2度ほど温泉に行ったことがあるが、その存在を初めて知った。昔この池には河童が住んでいたそうだ。九町地区の池のカニと住処を交換した。以来カニがこの池の主であるそうだ。(亀が池なのに亀ではない。笑)ところで、この公園、変なデザインになっている。生徒諸君とこの謎を解いてみた。実はカニのデザインだったのだ。この午前中の視察、なかなか面白かった。

生涯学習センターに戻り、町職員のAさんが加わった。3月末まで建設課におられて新講師の町営住宅の世話をしていただいたAさんで、現在は産業振興課におられる。私の班は「活力」だったので、Aさんが来られたようだ。生徒たちは真剣にワークショップをしていた。なんかJICA大阪にいるような気分になった。ただ、あまり口出しをしたくはない。ワークショップの方法のサポートに徹した次第。

中高生の提言の中から私が面白いなと思ったものをいくつか記しておきたい。①カニの公演でイベントを開催。②亀が池温泉に高齢者用のジムを作る。③3中学でいろんな部活ができるようにする。(各中学とも生徒数が少ないので、部活を選択できない。たとえばバレー部だけとかである。様々な部活ができるようなシステムをつくることに賛成した保護者の方の言によると、特定の部活をしたい子供のために、中学進学時に家族で八幡浜市に移転した例があるそうだ。)④地域みらい留学(=三崎高校の全国募集)を3年間だけでなく、1年間も可能にする。⑤街灯の増加とLED化の推進。⑥農業・漁業も含めた産業教育(インターン)の推進。⑦観光地などでの効果的な案内板の設置。⑧伊方町の関係人口を増やす取り組み。

実は、公営塾の講師数を増やすというのもあって、苦笑した。

ともあれ、実に意義深い1日であった。伊方町内の中高生が町に政策提言を行い、町がこれを実現する可能性もあるわけで、地方創生事業の中でも大きなワークショップだったと思う。本校のT先生が、これからもこのような機会を持っていただきたいと言われたのは、まさに本音だろうと思う。私も全く同感である。総合計画の後期基本方針などという大きな意義づけがなくとも、地域のことを真剣に考える中高生の意見を集約できる場が毎年あってもいいと思うのだ。関係各位にお礼を申し上げるとともに、是非毎年開催をお願いしたいと思う。

2020年11月20日金曜日

ベトナムの原発・新幹線事情

https://toyokeizai.net/articles/-/227479?page=2
ベトナムについて、「日本人が誤解している東南アジア近代史」から、もう少しエントリーしておきたい。原発・新幹線そしてモータリゼーション事情について、実に面白い考察が記されてあった。

ベトナムは、石油の輸出国であるが、やがて輸入国に転じるだろうといわれているが、石炭も豊富。よってエネルギー輸出国であると言える。日本のようにエネルギー資源がないから原発をという話にはならない。国威発揚のため、あるいは安全保障上の意味合い(使用後にプルトニウムを所有できる)が強そうだ。ところで、原子力発電の技術をもっているのは、アメリカ、ロシア、フランス、日本、中国、韓国である。ベトナムから見て、韓国の技術水準は低いので安全性を考えて除外される。中国は大嫌いだからありえない。フランスは旧宗主国で避けたい。アメリカは有力だが、アメリカの方が戦争に負けた社会主義国には売りたいと思わない。残るはロシアと日本になる。で、ロシアから2基、日本から2基購入する予定だったが、福島の事故が起こり、建設予定地の周辺住民を説得するのが難しくなった。意外なことだが、ベトナムも共産党の一党独裁だが、国会議員は直接選挙で選ばれる。その10%は共産党員ではない。中国の全人代のようにはならず活発な議論が起こる。原発をめぐって国論を二分するような状況を当局は望んでいないだろう。日本の原発輸出は厳しいというのが著者の意見だ。

ハノイーホーチミン間に日本の新幹線をという話がある。時速300㎞で走っても4時間である。これは、LCCに勝てない。日本では、経済発展と鉄道建設の相互関係があると思いがちだが、鉄道は点(駅)と点を結ぶ発展になる。オートバイが多いベトナムでは、道路の方が線の経済発展が見られ有意であった。よって、道路建設は加速するだろうが、鉄道建設は進まないのではないか、これからの日本の鉄道建設輸出も厳しいというのが著者の見立てである。

1人あたりのGDPが$3000を超えると自動車が急速に普及するといわれている。著者は、スマホがその原則を覆すと考えている。スマホを利用したグラブ(マレーシアでも盛んだったタクシーや白タクを呼ぶアプリ)がベトナムでも盛んで、自動車は所有するものではなく利用するものとなっている。モータリゼーションが訪れる前にスマホが普及したことは、ベトナムの自動車需要に大きな影響を与えている。1人あたりのGDPが$3000寸前のベトナムへの日本車輸出も、タイやマレーシアのようにはいかない、というわけだ。

…著者の視点は実に面白い。まさにベトナム考現学。マレーシアとはまた少し様子が異なるわけで、T先生のベトナム通信を読むときの参考にしたい。ちなみに先日は、前にエントリーした「先生の日」の話だった。

2020年11月19日木曜日

コロナ禍 第3波の影響

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1290181.html
伊方町役場に行ってきた。健康診断のためである。会場は6階なのでエレベーターに乗ったら、凄い張り紙があった。「関東・関西地方から来られた方は、1階のホールで対応します。決して各課の窓口に来ないようにしてください。」(趣意)

今日、東京や大阪でコロナの感染者数が最高の値を出したようだ。需要、供給、金融(信用創造)の減少で、日本経済は完全にデフレに突入している。経済の事を考えれば、GO TO トラベルなどの政策は有意だが、当然リスクもあるわけで、見事に裏目に出たわけだ。

暮れに大阪に戻ろうと妻と話していたのだが、かなり雲行きが怪しくなってきた。そんなことを考えていたら、マレーシアにまだいるL君からメールがあった。ブックレポートの校正と意見を求めてきた。彼が京都に来れる日はもう少しかかりそうで、それに合わせて帰ろうかと思い直した。桜の季節かな。会いたい教え子はたくさんいる。余裕をもって会えるほうがいい。

2020年11月18日水曜日

米国ミリシアの抵抗権

https://www.bbc.com/japanese/52334814
アメリカ大統領選の不正が次々に暴かれている。開票の際に使われたシステムは、カナダのドミニオン社のものだが、この会社、ベネズエラと中国と民主党支持のソロス氏がからんでいるようだ。このサーバーはドイツにあるようで、米陸軍がすでに押えたとか…。

どう考えても尋常ではない。私は、欧米の民主主義は暴力を否定していないと思っている。市民革命の歴史を見ればわかる。特に(社会契約論の)ロックの抵抗権思想は、アメリカの憲法に今も息づいているからだ。銃の保持をアメリカ合衆国憲法批准の際、バージニア州等の要望を受けて修正された。(修正第2条)政府が、国民の権利や自由を侵そうとしている場合、国民には暴力的に抵抗する権利があるわけだ。

さて、いよいよアメリカの「ミリシア」(正規の軍隊ではないが武装した民兵組織が100以上あるそうだ。白人至上主義的なものもあれば、極右組織もあり、それ以外の自警団的な組織など多種多様らしい。)が動き出した。今回の不正への怒りを表明したのだ。以前から私はこのような状況が起こりえることを危惧してきたが、アメリカの分断がさらに進むことになる。民主党には、先日バイデンに投票の見返りを要求した極左集団もいる。

平和主義的民主主義を至上命題と考えている日本人にはわかりにくいが、これが欧米の作り出した民主主義の本質である。ワシントンD.C.で行われた平和的なトランプ陣営の集会(50万人集まったといわれる)から、さらに動きは加速されるだろう。大混乱の責任は、不正を働いた民主党側にあるというのが、当然の見方であると思われる。

日本なら、不正を働いた=悪=犯罪となり、メカ=バイデンは潔く辞退すべきという感覚が強いが、アメリカではそういう感覚はない。I'm sorry. を言ってはならない国であるからだ。さてさて、この混乱どうなることやら。国家の分断は、ただただ中国共産党を利するだけだと思うのだが。

2020年11月17日火曜日

モルから人生を振り返る

https://kou.benesse.co.jp/kou_news/benkyo/0311.html
塾では、このところ生徒たちが化学について質問したり、問題について語り合っている。1年生は、ちょどモルを習ったようで、その計算に四苦八苦しているようだ。

私は完全文系である。数学はログ(対数関数?)でつまずき、化学はモルでつまずいた。(笑)中学校では、両方とも得意科目であったし、特に化学は大好きだった。進学先として大阪府立高専の工業化学科を考えていた時期もある。後で、つくづく行かなくてよかったと思ったものだ。

人生には様々な岐路がある。歴史にIFがないように、人生にもIFはない。あの時、こっちに行ってたらという仮定は無意味である。特に若いうちは…。ただ、私のように生産年齢ギリギリになると、ふとそういう仮定をして楽しむこともできる。

例えば、普通科高校(おそらく府立住吉高校)に進学していたらどう人生が変わったのだろうか。やはりログとモルにつまずいて、国立はあきらめていたような気がする。関関同立のどれかに、現役か浪人して進学していたと思う。何を専攻しただろうか?やはり、哲学だな。そして高校の社会科教師になろうとしたと思うのだ。企業に勤める人生はどうも考えられない。

結局、よく似た人生を送っていたように思う。後悔のない人生を送ってきたわけだ。ただ、高校の同級生である妻との出会いはなかっただろうと思う。

2020年11月15日日曜日

妻 2度目の特賞/和牛すき焼き

恒例の買い出しで、八幡浜に出かけた。今日はガラガラ(福引き)の日である。このスーパーは、安いのでよく買い物をする。最大の目玉商品は、塾で生徒に出すお菓子。個装でしかも安いせんべいを沢山売っているのだ。だいたい88円。(笑)

さて、妻が9回、ガラガラを回したら、白玉に交じって黒玉がでた。それが特賞で、スタッフが「大当たり」と言ってカランカランと鈴を鳴らしてくれた。やったね。今回の特賞は、薩摩錦牛のすき焼き肉2箱である。うーん、和牛サーロインステーキに続く大金星である。

ところで、YouTubeでは、さらに米大統領選挙の不正がどんどん暴かれていているのだが、日本のニュース番組(これもYouTube)は全く報道していないようだ。トランプはもうあきらめたとかなんとか言っている。このままいくと、新聞もTVもネットに取って代わられるだろうと思うし、これだけの大きな圧力を、中国共産党やそのさらに背後にある勢力(大紀元などはロスチャイルドだと言っている)が、かけているのだと思うと暗澹たる気持ちになる。

日本の感覚だと、これだけ不正をしたら、メカ=バイデンは責任を取って大統領を辞するのが正義だと思うが、「最大の詐欺組織をつくった。」などと言える神経がわからない。おそらく、バイデン陣営(民主党)はトランプを悪魔だと思っているのだろう。でないと説明がつかない。万が一バイデンが勝ったら、パクス=アメリカーナは、道義的な問題で終焉を迎えるだろうと思う。少なくとも不正をしていないトランプの大金星を願うところだ。

2020年11月14日土曜日

ベトナムと韓国の比較

https://polandball.fandom.com/wiki/Vietnamball
先日から「日本人が誤解している東南アジア近現代史」(川島博之著)を読んでいる。今日は、WWⅡ後南北に分断されたという共通項を持つベトナムと韓国(朝鮮半島)の比較についての内容をエントリーしたい。もちろん著者の視点だが、十分納得できる内容である。

ベトナムも韓国(朝鮮半島)も陸続きの中国の脅威にさらされてきた。この両国の対応は大きく異なる。このことは、現在の両国の人々の思考や行動に大きな影響を与えている。

韓国(朝鮮半島)は中国に対して逆らわずにご機嫌を取ることに終始した。1392年李氏朝鮮が建国されると、喜んで中国の冊封体制に入った。(日本で言えば室町~明治期)明から清の時代だけ、女真族(清)ではなく滅亡寸前の明について戦ったことはあるが、これは情勢を見誤った故である。さて、李氏朝鮮では明で影響力が強まった儒教を国教化する。それも朱子学で、君主と臣下を明確化するものであった。大きく強いものに従うという事大主義が韓国の基本的な身のこなしになってしまった。

…ここで私論。私は日本の儒学も朱子学の影響が強いと思うが、日本の場合、義を重視する。単に君主と臣下の礼を守るだけの朱子学ではない。それぞれの立場で義を貫くことが重視されている。また陽明学的な行動主義もまた日本では影響が強い。

先ほど記した女真族(清)と戦った李氏朝鮮は敗北し、皇太子を人質に出し、毎年多額の貢物を要求され、清の使者には三跪九叩唐の礼で迎えねばならないことになる。さらに朝鮮王がいかに愚かで清の皇帝がいかにえらいかを書いた石碑まで建立させられる。日清戦争で、清が負けた後、この大清皇帝功徳碑は地中に埋められた。著者は、この行為を自分が勝ったのではないのに、清の力が弱まったとみての他力本願で卑怯だと記している。このような常に強いものに従ってきた生き方は、どこかで民族の心根を腐らせてしまう。民族のプライドを捨てたことは、民族の悲しみであり、それが時にヒステリックに現れる。昨今の韓国の国内の政情、日本より中国の方が強くなったと見て、日本への積年の恨みを言い出しているのは、こういう理由による。

…私が主張する、韓国の人々がリクールの言う「傷ついたコギト」であることと「儒家のカインコンプレックス」(礼重視のみの儒家思想)があるとの視点は、歴史的背景から説明する著者と見事に交差していると思った次第。

それに対し、ベトナムは違う。かのベトナム戦争でアメリカと戦ったが、意外にベトナムの人々はアメリカを恨んでいない。それは北ベトナムでは地上戦を経験していない(北爆は激しかったが…。)ことに関係していると著者は見る。直接支配され搾取されたフランスに対しての思いは複雑なようだが、今さら文句を言うことはないという心境のようだ。それは結局、ベトナムがフランスとアメリカに勝ったからである。ベトナムで、ボー・グエン・ザップを知らない人はいない。かのインドシナ(独立)戦争でディエンビェンフーの戦いを制した参謀だ。大砲を分解して人力だけで険しい山上に運び、かの要塞を撃破した人物だ。彼は102歳まで生き、軍人として初めて国葬された。ちなみに、ベトナム戦争では、1万mもの上空を飛ぶB52爆撃機を15機ほどミサイルで撃墜しているらしい。この事実を「空のディエンビェンフー」と彼らは呼ぶ。全力を挙げて戦えば、恨みが残ることはないと著者は述べている。日本も同様である。日本本土では空襲はあったが地上戦はなかった。沖縄は地上戦があったし、米軍基地が集中しているので、アメリカにはかなり複雑な心情が残っているが、多くの日本人はアメリカへの恨みがない。かの広島の慰霊碑の言葉(過ちは繰り返しませんから)も主語が不明確になっている。

ところで、ライダイハンの問題が、ベトナムと韓国の間にある。ベトナム戦争時、韓国軍兵士とベトナム人女性の間にできた子供のことであるが、韓国は政府も民間も沈黙を守っている。日本には慰安婦問題で強く要求を求めるが自分がしでかしたことに対しては沈黙を守っている。ベトナム人は、この問題で謝罪や補償を求めていない。今後も問題にすることはないだろう。ある知識人は「この種の問題は戦争になればしばしば起きる。歴史の中で中国人がベトナム人を虐殺したことは何度もあった。また軍隊は若い男性で構成される。このようなトラブルが生じる。歴史の1コマにすぎない。ライダイハンもベトナム人であり、そっとしておくことは彼らのためになる。」と語っている。(趣意)著者は、ここに血を流しても実力で独立を勝ち取った国の誇りを見た。全ては歴史の1コマであり、忘れるべきではないが、それにこだわる必要もない。両国を比較して、著者は最後にこう記している。「戦争を賛美することは厳に慎むべきだが、祖国が侵略された時は決然として立って戦うべきである。そうすれば、たとえ大きな犠牲を払っても、子孫は誇りをもって生きていける。一次の和平を求めて降伏し、へつらうことを繰り返していると子孫は誇りを失う、韓国とベトナムの歴史はそのような教訓を私たち日本人に語っているように思えた。」

…どうだろうか。菅首相は就任後最初にベトナムに向かった。それに対して先日、日韓議員連盟の議員の要請・ソウル訪問に対しては、韓国の姿勢を念頭に約束しなかった(拒否したといった方が適切)。これらは実に正しい認識のもとの判断だと私などは思うのだが…。

2020年11月13日金曜日

坊っちゃん劇場 in 三崎高校


三崎高校では、鑑賞行事が行われた。坊っちゃん劇場である。本来は1学期に、3年生が東温市の本拠まで鑑賞に行く予定だったが、コロナ禍で中止になった。今回の鑑賞会は、愛基金という、元あいTVの社長も務めた実業家・三浦保氏の基金で、本校での公演が実現したそうだ。キャリア教育ミュージカルというカタチで、その三浦保氏の生涯を元に作られていた。

演者は3人。そのうち1人は脇役で何役も務めていた。ダンスは少なく、歌のほうが主でミュージカルとオペレッタの中間くらいだったと感じた。とはいえ、さすが坊っちゃん劇場で、ちょっとしたウィットを含んだ演出もあって、少人数の公演だったが、ホントよかったと思う。

この故・三浦保という人物の生き方を様々なエピソードで描いていた。実に熱い人だった。保護司も経験されていた。私の友人も奈良で保護司をしていて、いろいろと話を聞いたこともある。ボランティアだし、大変な仕事だ。そういう人物だからこそ、魅力があり、シナリオ化できたのだと思う。この辺はシナリオを何回か書いた私もよくわかる。元がよくないといいモノはできない。

出演者と記念撮影
何事にも一所懸命な三浦氏の姿勢が、生徒にも大きな感動を与えたようで、多くの生徒が「よかったです。」と言っていた。元になった三浦保氏の魅力、シナリオの良さ、演出の良さ、演者の実力、音響証明の効果、これらが全て揃っていたからこそ、感動を届けることができる。こういう仕事をしている坊っちゃん劇場、いいな。人生が二度あれば…。

車検終了 DE 愛媛ナンバー


車検が終了した。昨年9月に大阪で購入した古い型のダイハツの中古車の車検がこの11月17日で切れるので、三崎で車検に出していた。それが今日帰還したのだ。同時に大阪ナンバーを愛媛ナンバーに変えた。このコロナ禍で、大阪ナンバーで走っているとどうも気が引ける。愛媛の新しいナンバー・プレートはアメリカの各州みたいにイラスト付きのものもある。愛媛のキャラクターのみきゃんが、なかなか可愛い。そこでちょっと奮発してイラスト付きのものにした。

かなり古い型の車なのだが、佐田岬半島ではバリバリ現役で、決してレアではない。同じ車に良く出会う。しかし、新しいナンバープレートを付けている車は見たことがない。だいたい新車の時に換えるのが普通であるから、ある意味レアになってしまった。(笑)あと何年この車に乗るかわからないけれど、気に入っているので、大阪に帰ってもこの可愛い愛媛ナンバーのままにしようかなと思っている。

ベトナムの歴史(2)

http://blog.livedoor.jp/pacco303/archives/79839365.html
昨日の続きである。19世紀、グエン朝がフランス人宣教師の手を借りて王朝を樹立したことがベトナムが植民地にされてるきっかけとなった。よって「グエン朝の王様はバカばかり」と人気がない。この後日本が日露戦争に勝利する。ベトナムは科挙合格者200人を日本に留学させようとする(東遊運動)が、日本政府は脱亜入欧の時期であったし、フランスの圧力に屈し受け入れなかった。このことは、ベトナムに日本への不信感を与えた。

さらに、WWⅡの最中、日本はベトナムに進駐(北部仏印進駐)している。これは、日中戦争で重慶に逃げ込んだ蒋介石の国民党政府への米英の援助物資がハイフォン港から入っていたからで、援助ルートを遮断するためであった。当時のフランスはドイツに敗北し、ナチス傀儡のヴィシー政権下。火事場泥棒的な進出であった。さらに、ブルネイやパレンバンの石油を得るための制空権確保を狙って、ベトナム南部に進駐(南部仏印進駐)する。サイゴン(現ホーチミン)近郊に飛行場を作ったのだが、これがきっかけとなって、アメリカが石油を禁輸することになった。完全に日本は国際情勢を読み違えた。

しかしながら、イギリスの要衝・シンガポールを攻略するためにマレーシアの東海岸・コタバルから上陸を開始した際、ベトナムのフーコック島から飛んだ陸軍機・隼が援護している。またこの上陸作戦を阻止しようとしたイギリス最新鋭の戦艦プリンスオブウェールズをサイゴン近郊の基地から出撃した海軍機が撃沈している。

戦争末期に、ベトナムでは100万人もの被害を出した飢饉が起こる。不作の年に日本軍の徴発があった故である。このことは、教科書にも記されておりすべてのベトナム人が知っている。(この事実は私は古くから知っていて、戦後賠償やODAの授業の際に教えてきた。)

…最後に、著者の記述をそのまま記しておきたい。「現在、ベトナム人は日本人に対して、このことに関連した恨みごとを言うことはない。それよりも日本のODAへの感謝の念が大きいように思う。また中国と長い間戦い、中国が骨の髄から嫌いであるために、戦略上のパートナーとして日本に秋波を送っている。親日国と言ってよいが、その心の奥底にはこのような事実が隠されている。」

…この微妙な感覚が東南アジアにはある。マレーシアでも、日本がイギリス支配から解放したと感じているマレー系の人々と当時大陸とつながりが深かった故に日本を敵とみなした中華系、さらに微妙な関係にあったインド系と、彼らのDNAに堆積した歴史的日本観は異なる。私は日本語学校にいたので、当然親日的なマレーシアの生徒に囲まれていたし、KLでは日本製品やアニメ、観光など極めて親日的であった。だが、その奥底にある事実を日本人は知るべきであると思う。

2020年11月12日木曜日

ベトナムの歴史(1)

http://hanoi2.blog.jp/archives/1492893.html
先日エントリーした「日本人が誤解している東南アジア近現代史」の中から、次にベトナムの歴史について記したい。ベトナム・ハノイには、日本語教師として頑張っているT先生がいる。私との属性があるし、世界史などではあまり扱わないので記しておく意義もあるだろうと思う。著者の本拠地はベトナムらしく、なかなか詳細に記されているのだが、かいつまんんでまとめておきたい。

まず記されているのは、ベトナムは中国文化圏ではあるが、中国嫌いであることである。その理由は、ベトナムの歴史は中国の植民地、独立、植民地、独立という抵抗の歴史であったからだ。その最初は漢の時代。ハイバーチュン(チュン姉妹)の乱という大反乱がおこる。彼女らを祀る寺院もあり、その名が大通りや地区名につけられているという。唐が滅びた時、英雄・呉権が独立を指揮した。しかし呉朝も、その後の丁朝、前黎朝も、日本史の信長・秀吉の治世のようにすぐ滅びた。家康にあたるのが、李公蘊で、長期政権になる。この太祖・李公蘊の像は、ハノイの中心部・ホアンキエム湖を望む一等地に建てられている。ホー・チ・ミンも中心部に立派な廟があるが、ベトナム人の心情には、歴史的人物のほうが根付いていると著者は記している。また日本で言えば神武天皇のような存在である伝説的なベトナム最初の王・フン王の命日が祝日になっている(旧暦3月10日)。日本で言えば建国記念日か。

ベトナム独立後も、中国はことあるごとに攻めてきた。特に元の時代、王が降伏しようとした時、武将・陳興道が降伏するのなら私の首をはねるべしとして主戦論を主張、元軍を迎撃した。2018年に日本に来たベトナム海軍のフリゲート艦の名は彼の名前がついていて、(元寇を戦った国同士で)一緒に中国に対抗しましょうというメッセージだったらしいが、日本のマスコミは一切気づかなかったと著者は述べている。明時代、再び植民地にされる。この時立ち上がったのは後黎朝の始祖・黎利で、彼は神から剣を授かり明軍を打ち破ることができた。ホアンキエム湖に亀が現れ、その剣を返してくれるようにと言い、剣をくわえて湖底に消えた。このホアンキエム湖はベトナム語で「還剣」の意味だという。また黎利の名コンビはグエンチャイという人物で、今も敬愛を集めている。彼は、ベトナムの科挙に合格した人物で、名参謀であった。この科挙の伝統がベトナム人をして勉強を重視する国風を持っている。先生の日という祭日(休日ではない)があり、先生に花やプレゼントをする習慣があるという。

余談ながら、先日、菅首相がハノイを訪れた際、ホアンキエム湖(上記画像)に行ったことがT先生のメールに書かれてあった。なかなか意義深い場所であるわけだ。

持久走大会 '2020


三崎高校では、今年も持久走大会が開かれた。去年と違うのは、塾の講師陣も走ることになったことだ。当然ながら私は走らなかったが、「走ったら」と勧めたのは私だ。学校との連携強化を訴えている私としては、実に嬉しい。

学校長も生徒と共に走られておられた。こんな光景は、私の長い教師生活でも見たことがない。最近学校長とお話しする機会が多く、つくづく凄い方だと思う。愛機G1Xで写真を撮った後、ゴールに戻ると教員が誰もいない。つまり、みんな走っているか、様々な地点で事故に備えておられたのだ。主担のA先生が戻ってきた。彼がタイムを読み上げ、皆がゴールする。国道197号は、車のスピードが速い。ゴールするには横断歩道を渡る必要がある。これは手伝わなければと、生徒が来るたびに、道路の真ん中に立って、車に停止をお願いする役をした。町内の車は当然、他府県ナンバーも好意的に止まってくれた。ありがたいことである。頭を下げながら、温かな気持ちになった。

塾生は顔も名前も一致する。塾生は全校生徒の過半数を超えているし、塾生でない生徒もたくさん知っている。昨年はほとんど知らなかったのだが、今年は生徒との距離が飛躍的に高まっていることも嬉しい。三崎高校にもう、1年いるのだということを強く実感した日になった。

今朝びっくりしたこと

毎朝、朝食をとりながらYouTubeを”聞く”のがこのところの日課だ。アメリカ大統領選挙の不正が次々に暴かれていて、妻は大喜びして情報を収集している。私は、民主主義の総本山の危機なので、細かな事件はともかくも、現状を常に把握しておきたいと思っている。

さて、我が家にはTVも新聞もないので、よく知らないのだが、バイデン勝利という大前提で報道がなされているようだ。あるYouTubeでは、朝のモーニングショーで小倉某氏が「トランプは往生際が悪い。」と発言してそうで、そのユーチューバーは激怒していた。たしかに、この民主党の不正については「報道しない自由」を貫いているようだ。実は、アメリカのメディアも同様らしい。

そんな現状の中で、今朝YouTubeを聞こうとしたら、全然つながらない。いつも見ているチャンネルが全てエラーと表示されたのだ。アメリカでは、FacebookやTwitterなどで、反バイデンや不正を糾弾する内容のものが削除されているという情報もあって、日本のYouTube/googleよ、お前もか…と思ったのだが、少しすると繋がった。やれやれである。

まさに民主主義にとって重大な危機である。妻によると、ペンシルベニアのアーミッシュが、反民主党・反バイデンでデモをしているらしい。意外だ。近代文明を否定するアーミッシュが、このような動きに出るとは…。当然ながら、これまでアーミッシュは投票などこれまでしてこなかったが、今回は特別だそうだ。夫婦で興味深いと話していたのだった。

https://www.quitccp.jp/2020/11/01/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%81%AE%E4%BA%88%E8%A8%80%E3%82%92%E7%A2%BA%E4%BF%A1%E3%81%97300%E5%B9%B4%E9%9A%A0%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5/

2020年11月10日火曜日

S中の出前塾に行ってきた。


伊方町には3つの中学校があって、地元のM中学に続いて、今日はS中学に行ってきた。少人数ながら、生徒の皆さんは見事なほど美しい姿勢で聞いてくれた。大阪では考えられない。M中学でもそうだったが、感激する。

今日は、私が先日のオープンスクールで使ったパワーポイントで、未咲輝塾の紹介をして、J先生に英語の講義をしてもらった。なかなか好評で、いい感じであった。

これから、他教科の申請もしてもらえそうだ。もし、私が中学校の教員なら、出前塾と言っても、講師がどれくらいの力量なのかが気になる。今日は、私とJ先生が行ってその危惧を少しばかり払拭できたかなと自負している次第。

来月には、最後に残されたI中学の出前塾がある。

2020年11月9日月曜日

米国の逆デモクレイジー2

https://www.globaltimes.cn/content/1198135.shtml
塾から帰宅して、妻との話題はやはり米国大統領選挙の話である。次々と不正が暴かれていく。YouTubeのネトウヨさんたちは、対中国共産党というスタンスから、トランプ支持者が多い。様々な不正の事実を発信し続けている。私も先日、エントリーしたように、好きではないがトランプの存在は日本にとって有為であると思う。なにより、重要なことは、これでメカ=バイデンが勝利したら、アメリカの権威が失墜することだ。世界中が不正行為を十分認識している。各国とも表面上外交辞令で、祝意を表しているが、本心は、バイデン=不正をして大統領になる(?)男であり、民主主義を踏みにじった男だというところにある。これは、本当にいただけない。

私は、アメリカという国が好きだ。(マレーシアを除いて)最も足を運んだ国である。しかし、そのアメリカの、とりわけ民主党の”体たらく”に幻滅している。妻などは、「ワクワクする、映画みたいやね。」とちょっと興奮気味だ。実は私は、早くこの闇から抜け出してほしいと願っている。不正をただし、トランプが勝利宣言する事を願っている。幸い、大統領閣下はゴルフをして悠々としている。勝算があるのだろう。彼と大量訴訟を担当するするスタッフには、民主主義の大義を守ってもらわねば困る。今はそんな風に思っている次第。

ゴジラの加湿器


今朝の妻との話題は、加湿器の話だった。冬は乾燥するので加湿器があるといいのだが、ゴジラの加湿器があるそうだ。妻が見せてくれたのは、赤いゴジラで、なんとかいう新作のゴジラ映画のものだったが、フツーのゴジラのもあった。うん、これ欲しいぞ。無茶苦茶欲しい。

2020年11月8日日曜日

人口から経済を読み解く術

だいぶ前に、「日本人が誤解している東南アジア近現代史」(川島博之著/扶桑社新書)という本を買った。ザックの中に入れたままにしていたのだが、今日読みだした。なかなか興味深い内容である。少しずつ紹介できればと思う。

まず、東南アジアでTFR(合計特殊出生率)が急速低下していることから著者は論じている。TFRとは、簡単に言うと、女性が一生で出産する人数である。1970年ごろまでは、5~7人だったが、2000年になると2~3人になっている。ベトナムでは、二人っ子政策を推し進めていたが、現在はFTRが急激に下がり、政府は見直しを進めているが、経済が順調に発展すれば、いずれ日本やタイのようになるだろうという見通しを記している。

このTFRの変化は、衛生環境や医学の進歩によって、多産多死ではなく成人する子供が増え(日本では大正期にあたる)、多産少死の時代になり、人口爆発が起こる。さらに少産少死に移行するという理論から導かれてきた。筆者は、これだけでは説明できないと言う。アジアはコメを栽培してきた。単位面積当たりの収穫量が小麦などより多い優れた農作物である。しかし一方で多くの労働力を必要とする。日本では1950年代、東南アジアでは1980年代に緑の革命が起こり、農業生産量が急激に増加した。人口が多産少死になっても、食糧は充足されたが、農業従事者にとっては必ずしも喜ばしいことではなかった。恒常的に食糧が余ってきたのだ。そこで、都市化が進むことになる。農業はもうからない仕事になってしまったのだ。日本では、大正末期に農業生産効率があがり、このような現象が起こる。(昭和初期の農村疲弊)日中戦争が起こり、多くの農民が招集され、食糧が不足がちになると価格が高騰し農村は蘇った。しかし、戦後不足したコメはは余るようになり減反政策を生んだ。東南アジアでは、多くの若者が都市に出て、農村は過疎化していく現象がみられる。保守的な農村を離れ、都市にでた女性の地位は急激に上昇する。女性の自立が東南アジアでも始まっているのである。

…著者は、多産多死→多産少死→少産少死を、コメ栽培のアジア→農業生産技術の進歩→食糧余剰→都市化と農村の疲弊→都市における女性の自立という図式で説明しているわけだ。私はマレーシアにあって、このような現象を実感してきた。同じような住宅がKL各地にあり、地方から都市に出てきたマレー系の人々のための公団住宅だとわかった。現在マレーシアの都市人口は7割。(インドネシアやタイも5割を超えている)女性が頑張っている。しかも、マレーシアの女性は強いし、男性は女性にすこぶる優しい。(笑)

都市化に伴って、地価が上昇する。東南アジアでも日本同様のことが起こっている。ところで、欧米の農村地帯の人口は希薄である。田舎に住むことが好まれることもあるが、アジアほどの急激な都市化は起こらない。コメを作るアジアの人々は都市化の中にあっても濃密な人間関係を作り上げていく。約束を守らない人間は村にいれなくなるという精神風土は、都会に密集することを好むという見解を示している。

さて著者は、いよいよ本題に入る。生産人口(15~64歳)1人で、何人の子供(14歳以下)や老人(65歳以上)を扶養しているかを「扶養率」として、面白い視点を提供しているのだ。日本の1950年代は0.67。1990年は最も低く、0.44。バブル崩壊後、65歳以上が増加し、2020年には0.69。扶養率の上昇し始め、日本は失われた10年とも20年ともいわれる経済成長なき時代に突入した。2050年には、0.97という恐ろしい数字になる。東南アジアを扶養率の変化で見ると、タイは1970年に0.90だったが、2010年には0.39となり急速に低下、これがタイの経済発展をもたらした。タイでも高齢化が進み2050年には0.72となり、著者はタイの経済が今後大きく発展しないとみる。ベトナムも1970年に0.97だったが、2010年には0.43まで低下、その後上昇に転じているがタイほど急激ではない。2050年でも0.60にとどまりそうで、ベトナム経済はタイより20年遅れたが、その成長は2040年ごろまで続くだろうという見方を示している。

…この著者の「扶養率」という視点、実に面白い。残念ながらマレーシアの扶養率は示されていなかったが、F42で経済学や政策学を学ぶ学生諸君には、マレーシア政府の統計資料を読み解いて、是非グラフ化してみて欲しい。きっと役立つと思うよ。

2020年11月7日土曜日

オープンスクールの話


 三崎高校のオープンスクールが、午前と午後に分けて行われた。午前5組、午後2組の中3生と保護者の方々が来校された。今回は、午前の説明会にも参加させていただいた。最初に「地域みらい留学」で流していたVTRから始まった。これがなかなか良い。ここに出演していた1年生2人も後で登場するのだが、三崎高校の魅力を見事に描いていたと思う。H先生の学校概要も、実に面白い。様々な視点から、三崎高校の魅力を語っておられた。(上記画像は昨年12月にローラが来た時の話である。)この説明を聞いたら、いかに変わった良い学校であるかがきっとわかると思う。その後、在校生(VTRに出ていた2人)、卒業生のスピーチがあった。

今日、最も驚いたのが、この卒業生のスピーチである。カンボジアに行った話、せんたん部の話、そしてリーダー塾の話。ん?リーダー塾?後で聞くと、なんとF40の教え子が参加していたリーダー塾である。静岡にいるJ君、大分にいるA君、大阪にいるKさんが参加したリーダー塾である。マレーシアの彼らのことを聞くと思い出してくれた。「J君ってピアノひいてましたよね。」とは彼女の言。凄い縁である。最後の担任のクラスとの縁。私がPBTから三崎高校に来た事は決して偶然ではないと思う。

塾の説明の方は、午前も午後も、塾生の2人が案内してくれて、パワーポイントでの説明もうまくいった。特に午後は、関西弁全然OKであった。ふと、私のベタベタの関西弁は、マレーシア(日本語学校)で、かなり矯正されてしまったように思う。関西弁でしゃべろうとしても、つい標準語になるのだ。無意識層恐るべし。K先生とT先生の(きびしい)指導のおかげである。(笑)

…というような1日だった。一人でも多くの生徒が三崎高校に来てくれるといいな。

2020年11月6日金曜日

オープンスクールに向けて


明日は、11月のオープンスクール第2日目である。前回は文化祭と同時開催だったが、明日は午前・午後と数組の中3生と保護者が来られる。未咲輝塾の持ち時間は15分ほど。ならば、パワーポイントを作っておいた方がいいと判断し、慌てて作った。(笑)

基本的な塾の紹介と、講師紹介、みさこうDAYイベントの話や進学実績など、まあ7~8分の内容。その後は質疑応答という感じかなと思う。今年は、県下の中学校での高校説明会など、J先生にほとんど委ねて私は楽をしているので、こんな時くらい頑張ろうと思う。

2020年11月5日木曜日

米国の逆デモクレイジー

https://www.rollingstone.com/politics/politics-features/the-madness-of-donald-trump-197853/
2日から4日まで三連休であった。大阪都構想が否決され、幸先の良い三連休かと思ったのだが、予想外の出来事があってブルーな日々を過ごしてきた。昨夜から米国の大統領選挙は大統領閣下が優勢で、好きではないがメカ=バイデンよりはマシなのでちょっと安心していたら、今朝とんでもない情報が次々と入ってきた。

選挙人登録数以上の得票が出ている州があるとか。なんだそれは?郵便投票には、共和党が以前から反対していたが、郵便投票の全てがバイデン票で大統領閣下はゼロ?そんなことが確率的にありうるのだろうか。

民主主義はイギリスに始まり、アメリカもそれに続いている。しかもジェファーソン以来のほぼ完ぺきな三権分立システムを貫いてきた。由緒正しき民主主義国家における、このえげつない状況は、民主党にも十分責任がるだろうが、中国がらみのような気がしてならない。すでに中国からの大量の偽造免許証が摘発されている。これは、当然ながら、訴訟になるだろう。民主党は、リベラルを標榜しながら、このような事態に恥を知るべきである。まあ、この恥という感覚は極めて日本的なものであるが…。デモクレイジーは権力側が行う不正であるが、今回の事態は逆デモクレイジーと呼んだ方がいいのかもしれない。

すでにアメリカは二分されているという記事がある。東西海岸のグローバル化を標榜する地域と、南部や中西部の白人中心の反グローバルな地域であるという。民主党と共和党による国家分裂はこの先、どうなるのだろうか?実は私は、現大統領閣下の元にある米国が、中国に軍事的な行動を起こしかねないという危惧を今も抱いている。このような分裂している状況下で、またコロナ禍で経済的に低迷している状況下で、最も効果的な政策であると思われる。アメリカという国は、普段対立していても、こと戦争となると国旗が玄関先に並び、一致団結するからだ。

今回の不正を、習近平の中国共産党の協力の下で行われたと仮定すれば、あの大統領閣下なら、その倍返しをやりかねない。習近平はまたしても”やりすぎた”のではないだろうか。

https://toyokeizai.net/articles/-/386814

2020年11月1日日曜日

70周年記念文化祭にて


三崎高校では、今日70周年記念文化祭が開催された。開会式の後、太鼓や吹奏楽によるオープニングがあり、アイ・アンサンブルという弦楽四重奏が演奏を披露。カノンから始まり、三崎高校の校歌まで演奏していただけた。私はクラシックの生演奏を聴くのは、ホント久しぶりで嬉しかった。その後、生徒たちがクラスごとに競い合って練習してきた合唱コンクール。校歌と自由曲である。さて、3年生の後、サプライズで、三崎高校のOB/OGが、同窓会長の一言で壇上にあがることになった。生徒の保護者(カレーや焼きそば、うどんなどのバザーを用意していただいていた方々なのである。)がほとんどである。学校長をはじめとした教職員も壇上に上がり、校歌を斉唱することになった。三崎高校は、地元密着の高校であり、地方創生の発信源であることが改めて感じられた。私は、心底感動したのだった。

様々な展示や舞台発表もあったけれど、私は今回の70周年記念文化祭で最大の記念的行事であったと思う。他を語る必要がない。この光景を忘れないで、未咲輝塾は進んでいきたいと思う。