2021年2月28日日曜日

同窓会入会式にて


今日は日曜日だが、1・2年生は学年末考査。3年生は同窓会入会式と卒業式予行の日である。コロナ禍のため、今回は在校生抜きの卒業式となった関係である。私は、塾と学校の連携を深めるために、早めに出勤、同窓会入会式に参加した。三崎高校は、地域に根差した学校なので同窓会との関係も深い。

同窓会会長のNさんとも懇意である。そのNさんの話がよかった。今年の3年生は、1年の時分校化の危機感の中で過ごし、伊方町の風景を背景にした映画”せんたんビギンズ”に出演した生徒もいる。2年になって逆転的分校化危機回避(文科省の地域協働推進校に選ばれた関係で分校化が見送られた。)があった。せんたん部をはじめ総合的学習が一気に花開いた年でもあり、みさこうマルシェ、せんたんミーティング、みっちゃん大福の全国制覇、エシカル甲子園、大久でのせんたん劇場と全力疾走の1年であった。その中心が今の3年生。さらにおまけとして、12月には彼らのクラスにローラがやってきてTV番組まで製作された。(画像参照)

Nさんは、その活躍に感謝し、現1年生の大量入学に結びつき分校化の危機を回避したことに礼を述べられたのだ。だが、今年度はコロナ禍で事には思うように活動が出来なかった。「非日常が日常になり、日常が非日常化した。」そんな激動の3年間を送った3年生にこんな話をされた。

「与えたことは思わず、与えられたことを忘れず。」人間、ああしてやったとか、こしてやったのに、ということは多い。反対にしてもらったことに感謝を忘れがちである。その反語といえる。おそらく、Nさんの人生訓なのであろう。Nさんは好きだった酒をやめ、「今は趣味は妻やけん。」とよく言われる。3年話の中でも、「両親はもちろん、結婚してからの妻や夫への感謝が大事。」と言われていた。…実にNさんらしいし、胸に刺さる言葉だと思う。

2021年2月27日土曜日

Topic: F40A やねん

 D大に入学しながら1年間マレーシアでレポート作成に励んでいたL君も、いよいよ春休み。大学側からも来日の段取りをしてくれているようで、かなりの経済的負担はあるが来日の決意を固めているようだ。そんなL君からZOOMのお誘いがあった。今日のブログのタイトルは、そのミーティング名である。S県立大のJ君、R大のJ君と4人で、またまたディープな話をしていたのだった。いやあ、楽しかった。

私が今一番懸念しているのは、彼らは皆中華系のマレーシア人であるが、これから先どう国際情勢が変わるかもわからないし、ウィグルや尖閣などの情報が入り乱れ、日本国内でも対中国に対して批判的な動きが出てくる可能性があることである。

彼ら「華人」(大陸の中国人+東南アジア等の中華系)に対して日本で暴力的なことが起こるとは思わないが、(老婆心ながら)実に心配なのである。彼らの中で唯一孔子学院のあるR大のJ君に、大陸の学生との関わりも聞いたり、S県立大のJ君にも同様の質問もした。彼らは、F40の中でも優秀な学生であったし、国際情勢を冷静に判断できる社会科学系の学生なので、その辺の分別は十分であり、当然ながら私の危惧も十分理解してくれていた。

アルバイトの話やR大のJ君のドイツ語の話、他の生徒の状況(F40 の姉妹が大阪の天下茶屋に引っ越したそうだ。)なども面白かったし、S県立大のJ君の入国の際の話も面白かった。

最後に2日に実施するM中学でマレーシアを題材にSDGsを語る話になって、彼らならどんなSDGsとの関わりを提示するかと聞いたら、L君が「ゴミの分別はどうでしょう。」と言ってくれた。なるほど。マレーシアでは一応分別の規定はあるが、かなりゆるい。日本との差異は大きい。ゴミの話で最後は盛り上がったのだった。(笑)是非、この話、挿入しようと思う。

今春からは2回生である彼らは、さらに社会科学の徒として、”担任バカ”かもしれないが、それぞれの学問に打ち込んでおり立派になっているように見えた。…F40の将来ある3人の学生に幸あれ。

2021年2月26日金曜日

SDGs補充学習教材その2


3月2日に、もう一度M中学で補充学習を行うことになっていて、前回のパワーポイント教材を仕上げながら、何日もかかって少しずつ次の教材を作ってきた。それが本日ほぼ完成した。”アフリカからSDGsを視る”の時に、ブルキナファソのところで、インフォーマルセクターのことを伝えたかったのだが、「環境」「パートナーシップ」に落ち着いた。理由は「ゴール」(SDGsの17のゴール)だけでは説明がつかず、ターゲットを説明する必要があるからだ。第2回は”マレーシアからSDGsを視る”でいこうという案もあったのだが、中進国マレーシアで私がSDGsと関連付けるとしたら、なにより外国人労働者の問題である。これもターゲットから説明した方がわかりやすい。そこで、「ターゲットからSDGsを視る」というコンセプトになったのだ。まずマレーシア、そして今再びのブルキナファソ、そして最後は「三崎からSDGsを視る」ということにした。”地方創生からSDGsを視る”、この終わり方が一番いいと思うのだ。

話の割合は4:3:3くらいで進めていこうと思う。中学生には少し難しいかもしれない(高校生でも…かな。)けれど、SDGsには169もターゲットがあって、これを理解しなければ、浅い理解=ほんの教養程度になってしまう。せっかくなので、ちょっと背伸びをしてみようと思う。

2021年2月25日木曜日

アフリカからSDGsを視る


地元のM中学で、今夕「アフリカからSDGsを視る」と題して補充学習を行ってきた。こちらの中学生は、極めて真面目で聞く姿勢がホント良いので、やりがいがある。準備にはかなり時間を費やしたが、教師冥利に尽きるような時間を過ごさせてもらった。やっぱり、授業はいいなあと思う。

今回のテーマは、ケニア、ジンバブエ、ブルキナファソからSDGsを視るというわけで、ケニアでは、キベラスラムから「貧困」、さらにケニアの教育事情(小学校に行けない、中退する子供もいること、多民族国家で公用語のスワヒリ語を学ぶこと、一方セカンダリー・スクールでは英語で授業を行う事)などから「教育」を語った。意外だが、スワヒリ語の”ハクナマタタ”はみんな知っていた。

ジンバブエでは、ロボラ(買婚と呼ばれるシステム)から「ジェンダー」について語った。ケニアのところで、スワヒリ語の”マライカ”という歌も紹介して、このロボラに繋げた。”マライカ”は、金がないので結婚できないという歌なのである。さらに、教え子諸君には何度も語った公園で可愛い子供が2人、手を出した話もした。あなたならどうする?という答えのない質問もした。これも「貧困」である。

ブルキナファソは、サハラ砂漠南縁のサヘル行での「陸の環境問題」と、私がアフリカに学ぶという意識をもった経験を話した。これは「パートナーシップ」である。

余談になるが、講義の終わりにジンバブエのムビラ(指ピアノ)を紹介した。野球少年(彼は以前から顔見知りで明るい男子である。)が、初めてなのに見事に弾いた。これには私もびっくりした。彼にはムビラ奏者の才能がある。(笑)

盛りだくさんな内容だったかもしれないが、真面目な中学生諸君のおかげで、ホント良い授業が出来たと思う。3月には第二回目の補充学習が予定されている。今度は、SDGsの17のゴールではなく、163あるターゲットからSDGsを視るというテーマで行くつもりである。

2021年2月24日水曜日

Y先生からの嬉しい相談


明日から、1・2年生の学年末考査。塾は久しぶりの「密」になっている。(もちろん文学的表現であり、三密にならないよう配慮している。)初日が数学なのでみんな数学に勤しんでいる。英語のJ先生まで数学を教えている。さて、そんな塾に若手のY先生が来られた。ちょっと相談があるという。

彼は、三崎高校の地方創生の活動のこれからを想い、いろいろ考えていた。特に、その中心になる先生方が転勤になってしまったらどうなるか、そのための方策を考えていたのだ。で、塾の講師陣と総合的学習の取り組みについて、私がどう考えているのかを聞きに来たのだった。私自身の考えが塾の考えであるならば、できるかぎりのサポートという結論になるが、民主的に塾のマネジメントをしているので、そうとも言えない部分もある。この辺を理解してもらった。

三崎高校は、先輩が後輩を育てるという良き教員集団なのだ。今時珍しい。昭和の教員集団といっていい。私も先輩にそうして育てられ、後輩を育ててきた。しかし、教員集団は実に難しいのも事実。今までいろんな学校に勤務してきたが、それぞれの学校でかなり違う。私は良き先輩、同輩、後輩に恵まれたと思っているが、苦労もしてきた。学校運営は、基本的に生徒への想い=善意というエネルギーで動いているが、部分的に壊れている場合も多々ある。だから、私は管理職を忌避したという一面もある。

愛媛は実に真面目だ。大阪が不真面目だというのではないが、若い先生方にとっては、実に良き環境だと思う。Y先生が一生懸命考えた案が袖にされることは決してないだろう。出来る限りの協力を約束したのだった。それにしても、学校を想う若いY先生の相談、実に嬉しかったのだ。

2021年2月23日火曜日

マスコミの凋落と”Billy Bat”


マスコミのっ凋落が、このコロナ禍後激しいらしい。A新聞などは、部数を大幅に減らし、かなりの赤字を計上している。私の若い頃の信用もくそもなくなったわけだ。各TV局も、消費の激減でCM広告の需要が減り、かなり苦戦をしているらしい。番組制作費の縮小はさらにTV離れを加速させているとか。

このところのマスコミの偏向報道は凄い。たとえば、TV番組で”ウィグル”というのは禁句だそうだ。中国共産党の真実を語ることはない。プロパガンダの片棒を担いでいるとしか言えない。米国大統領選挙もそうだ。民主党=中国共産党への”忖度”が酷い。我が家はもっぱらWEB上のニュースやYouTubeを見ている。おかげで、気づいたともいえるのだが…。大阪へ帰っても、このまま、TVや新聞を取らないままになるような気がする。

何が真実なのかわかならない。今日もワシントンD.C. のワシントン記念塔近くで噴煙が上がっていたのがWEB上でLIVEで流れていたが、その理由は不明のままである。おそらく児童問題に関係するようだが、推測の域を出ない。またトランプ弁護団の連邦最高裁への審議は全て拒否された。黒人の判事がこれに大いに反駁をしており、後2人の判事が賛同しているが、4人の同意が必要とのことで、あれだけ証拠を集めた訴えが棄却されてしまった。報道されても、黒人判事の反駁は触れられることはないだろう。もうマスコミに期待する気持ちはない。彼らはすでに民主主義の第三勢力としての分別や力量ははない。

先日エントリーしたが、浦沢直樹の”Billy Bat”は、今読むと実に問題作であり、しかも予言的でもある。なんといっても、コウモリが主役なのだ。コロナ禍の元はコウモリである。ディープステイト的なる人物も多く登場し、様々な現実がつくられしモノであることも予言的である。ちょっと怖くなるくらいだ。

私自身は、何度も書いているがが、トランプ信者ではないし、不正によって正義が失われることに反発しているだけだが、じっと3月4日を待っている。この日は、リンカーンが大統領に就任した由緒正しき就任式の日である。この日のワシントンD.C. のホテル代が高騰しているという。

2021年2月22日月曜日

三崎精錬所跡に行ってきた。

佐田岬半島は昔、明治のころ銅の産地で44か所もの鉱山があったらしい。その遺跡のひとつが三崎精錬所跡である。この遺跡の保全プロジェクトというのがあって、Iさんという方の知遇を得た。近々Iさんと会いたいと思っているので、それまでに三崎精錬所跡を訪ねたいと思っていた。今日は振り替え休日で4連休の3日目、天気もいいので妻と行ってきた。

Iさんから頂いたパンフレットの地図に沿って、車を止め山道を登る。佐田岬灯台は20分ほどハイキングをしなければならないが、三崎精錬所跡へは、ハイキングと言うにはきつすぎる。もうじき63歳になる爺にはかなりの難所が多かった。腐葉土と枯れ枝、つる植物のトラップ。途中、Iさんたちが設置してくれたのであろう急斜面でのロープには大いに助かった。まさに山を一つ越えた感じであった。



三崎精錬所跡は山を越えたところの、海岸につながる山麓にあった。私はこういう遺跡が大好き。石積の窯跡の趣は実にいい。海岸から精錬した銅を運んだようだが、銅鉱石も働く人々も海から入ったのではないかと思う。


往復の山道にかなり疲れた我が夫婦は帰宅後、すぐに風呂に入った次第。2月と言うのに汗まみれになったのだった。(笑)

2021年2月21日日曜日

今更の浦沢直樹「Billy Bat」


先週だったか、大洲に行ったときリサイクルショップで、またまた浦沢直樹の漫画を購入した。妻が見つけた「Billy Bat」である。第10巻が抜けていたが、1巻から12巻まで1冊110円ほどで購入した。(後で調べたら全20巻あるらしい。)

この漫画は実に奇妙であるし、問題作だと思う。話の始まりは戦後のアメリカ。日系の漫画家が描くアメリカン・コミック風の「Billy Bat」から始まる。彼の描くBilly Batを日本で見たという話が出て、その謎を探るべく主人公のヤマガタは、以前通訳として働いていたまだ戦後期・混乱中の日本へ。そこに下山国鉄総裁が急に出てくる。

私は、一応大森実の戦後秘史を若い頃完読しているので、下山事件の話だとピンときた。浦沢直樹の作品を読む上での教養の必要性を改めて痛感する話だ。またのちにオズワルドという人物名が出てくる。これはダラスのJFK暗殺事件の犯人とされた人物名だとピンとくる。

まだ第7巻までしか読んでいないが、ストーリーの展開は目まぐるしく、いわゆる一本道ではない。そこがまた面白いと私などは思うのだが、かなりミステリー調である。

ミステリーといえば、今のアメリカや中国の方が、戦後日本のミステリアスな状況を超えているのかもしれない。いずれ、明かされる時が来るとは思うが、児童売買問題、地下通路などという不可思議な話が次々と出てくる。日本国内でも富士演習場での相次ぐ火災や地震、停電など、それにまつわるような話題も出ている。私は、陰謀論者ではもちろんないが、陰謀論的な視点が真実である可能性も否定できない状況下であるように感じている。

2021年2月20日土曜日

早春賦 ウグイスとメジロ

http://wanomisehiyori.com/?p=4004
我が住処は二階にある。玄関から出てみると、目前に畑や竹の防風林などがあって様々な鳥が飛び交っている。絶好のバードウォッチングの場でもある。今朝、久しぶりにウグイスの鳴き声を聞いた。春告鳥の別名もあるので、いよいよ佐田岬半島にも春が来たわけだ。(ウグイスは渡り鳥ではないが、佐田岬半島に避寒にやってくるようだ。)

今朝は、糖尿病なんかの薬も切れかけていたので月一の医院に行ってきた。医院の前には綺麗な梅の木があって、小さなメジロが来ていた。まさに花札のようなシチュエーションだった。(笑)メジロは実にかわいい。…早春である。

とはいえ、すでに197号線沿いの早咲きの濃いピンクの桜が咲いていて今日あたり満開かなと楽しみにしていたのだが、先日の雪で一気に赤茶けて美しさを欠いていた。

大阪・枚方の家もちょっとした山麓にあるので自然が豊かでウグイスの鳴き声も聞けるのだが、ここ三崎は、遥かにその上をいく。齢を取ってくると、こういう自然の営みに敏感になるようだ。来週の月曜日、三崎高校は振り替え休日である。よって、今日から4連休。出来るだけ自然を感じてみたい。

2021年2月19日金曜日

新書 現代経済学 3

https://www.waseda.jp/inst/weekly/attention/2015/07/13/20888/
国公立大学の入試対策で、今日5限目にワークショップを行った。テーマは、進路部長のJ先生から示された「壊れた自動販売機がビーチにある。購入すると炭酸飲料がMAXで泡立つ。他の飲料メーカーは撤退したのだが、マイナーな炭酸飲料名ーカーの営業マンであるあなたは、上司に売り上げを伸ばすように言われた。さて…」である。これをまず3人1組の2組で討議し、次に6人(受験生徒+5人の塾講師)で全体討議するというものだった。

私は、これに今読んでいる「現代経済学」で学んだ「ゲーム理論」を使って考察してみた。囚人のジレンマのような表のカタチではなく、「木」と呼ばれる種類の方だ。(画像参照)まずは、上司の指令を断るか、断らないか。断れない方を選択。次にこの販売機を修理するか否か。修理したとしたらこのテーマからずれる。修理しないとして、次に泡立ちが少ない製品を開発部に依頼するか否か。営業マンとしては、おそらく却下されるだろうから、否。ならば本来ある製品を使って泡立つというマイナスをプラスに変える必要がある、というところまで来た。

結局、6人の全体討論で、我が塾の講師陣は面白い案を出してきた。ビーチなのだから泡立っても水着故に問題ないだろう、と。ならば、私は泡立つというマイナスをプラスに変え、製品アピールに使ってはどうかと言った。営業マンは収益を上げるために宣伝が重要だ。強く印象付けることが可能だと主張した。泡立った炭酸飲料を使ってビーチでかけ合う案が出た。これには飲料を使って遊ぶのは企業のコンプライアンスにそぐわないと私。ならば、海水を炭酸飲料にしては?などという奇抜な案がでた。海水をかけ合うのなら問題ない、といところまできた。これをSNSやYouTubeで流し、マイナー飲料メーカーを話題化しメジャーにするというのが結論である。強炭酸や弱炭酸化という話(実に理系的発想である。笑)も出たが、これが最も正解(きっとないはずだが…)に近いと思う。

生徒には、後で経済学にこういうゲーム理論があるという話をしてメモを渡しておいた。さてさて、入試対策として意味があったかどうかはわからない。(笑)

2021年2月18日木曜日

SDGs補充学習教材ほぼ完成


地元のM中学で行うSDGs補充学習の教材がほぼ完成した。ケニア、ジンバブエ、ブルキナファソでの体験をSDGsの視点から視るというのが基本コンセプトである。題して「アフリカからSDGsを視る」

ケニアでは、1・貧困、4・教育を中心に、ジンバブエでは1・貧困、5・ジェンダーを中心に、ブルキナファソでは1・貧困、15・陸の環境を中心に説くことにした。50分という時間ですべてを語るのは至難の業であるので、ぐっと絞り込んだ。

それぞれの国の様子を最初に見せてからSDGsの視点で紹介することにした。ケニアの4・教育では、なぜスワヒリ語を小学校で学ぶのか?セカンダリー・スクールではなぜ英語なのかを問いたい。ここで、スワヒリ語の紹介として”マライカ”を使うアイデアが浮かんだ。それは、ジンバブエでの5・ジェンダーと結びつく。そう、ジンバブエ行は、当時のM高校で授業をしてから生徒諸君に現地の人に英語で質問を書いてもらい、私がインタヴューするという目的をもった旅だったのだ。ロボラ(買婚)に対して女子生徒の反発が非常に強く質問が多かったのである。サヘルに旅したブルキナファソでは、当然15・陸の環境を入れることになった。砂漠化という教科書でしか知らない事項を是非中学生に見せたいと思う。これらのまとめとして、最終的に17・パートナーシップに結び付けたいと思う。

*お気づきの方も多いと思うが、貧困の前の1や教育の前の4などの番号は、SDGsの17あるゴールの番号を意味している。

2021年2月17日水曜日

ある生徒の地方創生計画Ⅲ

昨日の講演
先日のコンソーシアムの時、NPOの代表の皆さんから「もっと生徒の要望を聞き力になりたい。」、あるいは「大人のせんたん部を再開しようではないか。」などの意見が出されて、実にありがたいことだと思ったのだが、その際、今生徒と進めている元保育所の再利用の話も出てきた。「元保育所なんか、その拠点としていいのではないか。」というわけだ。

私はこれはいける!と思ったのだが、町役場の地域振興課のY室長(懇意にさせていただいている。)が、「実はあの保育所は耐震構造に問題がありまして…。課内も討議しているのですが、再利用は難しい云々…。」あちゃー。耐震構造で不可と言われてしまった。これはどうにも動かしようがない。

後で、Y室長と再度確認したのだが、生徒の企画は白紙に戻すしかないと判断せざるをえなかった。今日は6限に総合学習があり、その旨を伝えた。一方、この1年半あまりで、私もNPOの方々と接する機会もあり、この際、生徒の想いを直接伝える機会をつくりたいなと思った次第。

昨日の講演でも、1人の生徒に対し5人ほどの地域の方が取り囲み、何に興味があるのか?何になりたいのか?何をしたいのか?と聞き出し、自分たちの意見や具体的な方途などのアドバイスをしたら、生徒たちは大いに喜んだという話があった。三崎高校でもこれを実行に移せないかというわけだ。今日は出張で不在だった中心者のT先生に相談してみようと思う。

2021年2月16日火曜日

未咲輝-SENTAN-発表会

発表会終了後の記念撮影
「未咲輝-SENTAN-発表会」が本日午後から行われました。今年度の総合的な学習の発表会です。今年度は、コロナ禍で、はなはな祭り、三崎文化祭、三崎まつりなどの地域行事、さらにみさこうマルシェ、せんたんミーティング、せんたん劇場などのイベントが軒並み中止になりました。しかし、オンラインで発信する方向性を早くも4月から行ってきました。以来様々なオンラインでの取り組みを続け、他校も巻き込んだ取り組みもありました。凄いと思います。生徒もよく精進していますが、先生方のコロナ禍に負けるものかというアクティブさの賜物かと思います。

防災情報班は、なんと防災RPGを制作中だそうです。ツアー班は高校生目線の伊方町観光ガイドマップを制作中。さらにサイクリングで八幡浜から三崎のはなはなまでのVTRを発表。商品開発班は、蝋でダイダイを固めたレジンを開発。アート班は例の防波堤の壁画。イベント化するうえで、かなり反省点があったようです。高校生らしい失敗で実にいい経験をしたと思います。カフェ班はそろいのユニフォームで接客の明るい挨拶が印象的。当日の準備から終了までのVTRを見せてくれました。最後はイベント班。最もコロナ禍の影響を受けましたが、文化祭での愛媛大ダンス部とのコラボのVTRが実に上手い。みさこう体操もお約束通りやってくれました。

大正大学地域創生学部の浦崎太郎教授の講演は、一言で言ってしまうと、高校生×地域、コミュニケーション/掛け算が新しい地方創生の時代を開くという主旨だったと思います。みさこう生はコミュニケーション力が高い子が多いと思います。午前中に開催された「令和2年度・第2回 地域との協働による高等学校教育改革推進事業コンソーシアム」でも、地域の方からどんどんコミュニケーションして欲しいという声もありました。ホント、三崎高校は恵まれていると思います。熱心な先生方、協力的な地域の方々、そして援助することを惜しまない町役場に恵まれています。実にありがたいことだと思います。

2021年2月15日月曜日

米国の逆デモクレイジー51

https://note.com/spiderman886/n/n3e8eedbb9506
米国のデモクレイジー・シリーズがまさかイチローの背番号まで続くとは思ってもみなかった。常識では測れない第2回目の弾劾裁判は結局、国税の無駄使いで終わった。私は法律の素人だが、率直に違憲だし、民主党の証拠は嘘ばかりである。だいたいあんな良いポジションで1月6日の事件を撮影できるわけがない。自分たちで種をまいて、その責任をかぶせようとする悪意が見え見えである。

一方で、梅田さん(最近は寅さんに対してこう呼ばれる)は本物かどうか疑いが晴れない。ペンタゴンに行ったら一般観光客用のコースを連れて歩かれるし、エアフォース・ワンの如きペイントをしたメキシコの旧型機体(この機体は空軍機ではないことが明白)に乗っているし、赤いじゅうたんも軍の整列もない。どうみても本物ではない。最近の演説ではマスクがずれたのか鼻のカタチがおかしいと指摘されている。シークレットサービスも本物ではないようだ。まるで猿芝居である。

法的には、60日間は軍の指揮権は前大統領にあるらしい。民主党は、弾劾に敗れた後も懲りずに寅さんが二度と公職に着けないよう動くらしい。何をそんなに怯えているのかという感じだ。ワシントンの民兵は、そもそも寅さんの依頼によるものであることもわかった。停電だけでなく、先日はワシントンD.C. の地下で大爆発があったという報道があった。例の児童問題で軍が動いているだけなのだろうか。

弾劾裁判で、弁護をした弁護士が様々な脅しにさらされている。普通の感覚があればどちらが正義なのか明白である。アメリカ国民はそこまで馬鹿ではないだろう。2月16日が、ひとつの区切りとなるという話もある。待ちくたびれてしまったが、ちょっと期待している。寅さん、民主党は常軌を逸している。平和主義もいいが、そろそろ…。

2021年2月14日日曜日

三崎高せんたん部3年 有終の美

三崎高校せんたん部の3人が、最後の最後まで頑張ってくれている。有終の美というべきだろう。もちろん、3人とも我が塾生である。画像は、三崎高校のFacebookから。

愛媛県内の地域活性化活動の甲子園「地域づくりアワード・ユース2020」のプレゼンで最優秀賞を獲得。後輩たちに、3年生の底力を見せつけたわけだ。火曜日は3年生の登校日なので、是非とも褒めてあげたいと思う。

八幡浜市美術館に行ってきた


先日の買い物の時、八幡浜の道の駅「みなっと」に寄ったら、八幡浜市美術館開館記念の「印象派からエコール・ド・パリまで」という展覧会が2月6日から開催されていることを知った。自然に恵まれた三崎は良いところで大変気に入っているのだが、難点が2つある。一つは半端なく風が強いこと。もう一つは文化的な刺激を得るためには、2時間以上かけて松山か宇和島あたりまで出ていかなくてはならないことである。それが、隣の八幡浜に美術館が出来たわけで、大いにありがたい。

早速、今日行ってきた。笠間日動美術館(茨城県)の所蔵品らしく、有名どころでは、モネ、ルノワール、セザンヌ、ルオー、ユトリロ、藤田嗣治、ピカソ、マチスなどがあったのだが、やはりお目当てはシャガールである。わが夫婦はシャガールが大好きなのである。今回は、版画集の「ポエム」という作品群が21展示されていた。14編の詩を元にした作品で、油彩もいいが、なかなか趣がある。そして、ありがたいことにその作品集がたった500円で売られていた。(よく見ると八王子市美術館発行であった。)

私は、特にNo14が好みである。作品集にはシャガールの詩も載っている。どれにあたるのかは定かではないが、おそらく、これかなと思う。

https://gallery-koyama.com/gaikoku/chagall/no36.htm
「町」

遠き町のその音が 

私の中に響く 

町のシナゴーグや

白い教会 

開いた扉 空が花開き 

人生は飛び去り

遠ざかる 

遠き町は寂れ行く 

曲がりくねった路地 

丘の上の灰色の墓  

敬虔な死者たちが眠る

ところで、この美術館、2Fは映画館になっているらしい。今日は、かの小津安二郎監督の「東京物語」の上映日だったのだが、10時から1回だけの上映であった。あちゃー、惜しい。


八幡市美術館、恐るべし。できるだけチェックしておかねば…。(ちなみに映画館も遠い。松山の手前・伊予市まで行かねばならない。三崎から最も近い映画館だといえる。)

2021年2月13日土曜日

シャッター絵を県外生が描く

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202102120015
愛媛新聞WEB版に、三崎高校の1年生女子5人の活躍が載っていた。水曜日にこのうちの1人Nさんから、風邪を引いた理由として(笑)聞いていた。なんでもシャッターに絵を描いたとのこと。なかなかいいことをしたねえと言っていたのだが、こうして写真を見てみると、なかなか上手い。イルカが描かれているが、昨年春に、このシャッターのある二名津地区にやってきたことがある。

ほとんどがわが塾生である。しかも全員県外から来ている寮生である。こういう県外生と地元の方の交流は微笑ましい。これからもどんどんやってほしいと思う。

2021年2月12日金曜日

蒟蒻畑コーヒー味は美味い

八幡浜のスーパーで、蒟蒻畑の新シリーズを発見した。少し前に買ってみて、めちゃくちゃ美味しいことを発見した。次に少し多めに買った。昨日は、完全に大人買い。ついに我が家のストックは10個になった。

というのも、この蒟蒻畑、コーヒー味で、期間限定とあったのだ。私は、普段早めの昼食を自宅でとって、12:45くらいに塾に入っている。夕食は。21:30くらいになるので、おにぎり1個とバナナ1本、そしてこの蒟蒻畑を2個おやつとして持参している。要するに、必需品なのだった。(笑)

この蒟蒻畑、期限限定などと言わずに、是非ずっと販売してもらいたいものだ。

2021年2月11日木曜日

米加のパイプライン中止 考

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8848/
アメリカの現政権(?)が、唐突にカナダとのパイプライン計画を中止を宣言した。これに対し、多くの州やカナダが猛反発している。この件に関して、少しばかり私論を述べたい。

まずは、この大統領令(?)も含め、アンチ・トランプ政策が矢継ぎ早に出されている点。これに対しては、裏切った前司法長官がからんでいることがほぼ明らかになった。これは、日本で言えば、内閣法制局的な仕事を司法省が担当しているためだ。憲法をはじめとした法的な整合性を確認する仕事だが、こんなに多くの大統領令を拙速に出すためには、以前から事前審査が行われていたことを示している。信じられないような話である。二君につかえずという義がない。司法の腐敗も含め、どうしようもない状況まできていると思う。

二点目は、議会には全く相談なしに、この大統領令(?)が出たという問題。民主党の極左勢力が背後にありそうだが、大きな問題なので当然事前に議論をするべき問題であると思われる。各州から、こういう極左というか超リベラル的な政策について、大きな批判が起こっている。これらは、中国的独裁的なな発想だ。今回の大規模な雇用喪失について、民主党は、中間層の破壊に動き出したとするむきもある。

三点目。このパイプライン計画は、環境問題と深く結びついている。大きくは石油と言う化石燃料消費と地球温暖化の関連性。もちろんパイプライン設置による環境悪化の問題。同時に経済効果や雇用の問題とも結びつく。左翼は基本的に自己の信念の正義を振りかざす。環境問題は、極めて重要だが、他の経済的な問題とのバランスが重要だ。
私は、SDGsを講じる身だが、机上の空論ではなく、いかに環境と経済、そして社会問題のバランスを保つかが重要だと説いている。環境を重視しすぎると、経済が停滞する。環境を無視しての経済優先は持続可能性を阻止する。要は、バランスなのだ。今回のように、唐突に環境重視を打ち出すと、社会は動揺する。民主主義とは、そのバランスを保つための装置であるのに、なんたることかと思う。

2021年2月10日水曜日

米国の逆デモクレイジー50


妻が大笑いして紹介してくれたYouTubeがある。タイトルは「火曜サスペンス劇場 トラさんの闇退治」である。

https://www.youtube.com/watch?v=sRf4yfE8r80

火曜サスペンス劇場のテーマ曲に合わせて、今回の米国の逆デモクレイジーに登場した人々や組織をキャストやスタッフに入れ込んであるだけのものなのだけれど、実に笑える。トラさんとはトランプのことで、以前YouTube(最近は、規制を回避するためにヨウスベと呼ばれることが多い。)の中でそう呼ばれていることをエントリーした。上の画像では、ファミリーが上階されていくのだが、ポンペイオ(元?)国務長官や元ニューヨーク市長のジュリアーニ弁護士、リンウッド(=鈴木)弁護士、パウエル弁護士、フリン将軍と続く。リンウッド弁護士を鈴木さんと呼ぶのも、最近の定番であり以前紹介した。昨日紹介したサイモンさんは情報屋という役で出演している。(笑)

悪役は上記画像。共和党のマコーネルも入っている。(笑)ナンシーペロペロというのは、民主党下院議長のことだ。これもYouTube上では定番の呼び方になっている。言論の自由が保障されないSNS上で、規制が厳しくなったことを完全に逆手にとっていることが、実にイイネと思うのだ。
極めつけは、監督とプロデューサーである。うむ。監督以上に力があるのは、プロデューサーである。(笑)こういうパロディ、私は大好きである。

2021年2月9日火曜日

米国の逆デモクレイジー49

https://www.youtube.com/watch?v=KWHRPnPyNYE&t=0s
毎朝、アメリカの状況が気になる日が続いている。起きてすぐYouTubeで、信頼できるYouTuberの画面を見る日が続いている。

おそらく、軍によって、現在のアメリカは支配されており、民主党の政府らしきものはスタジオで俳優が演じている茶番劇であるようだ。議会は生きているようだが、トランプ弾劾という茶番劇に汗を流している。軍はそんな議会をしり目に、着々と児童問題の拠点を調べ、開放をしているようだ。フロリダにあるトランプの別荘は、ミニ・ホワイトハウスであり、この事実上の大統領=軍の最高司令官が指揮をとっている。彼は、これまでの言動や印象から考えられないほど、慎重で、国内の混乱を極力避けるよう軍に指示を出しているように感じる。反乱法、緊急事態宣言あるいは、多くのディープステイとの逮捕状況などを不用意に流すと内乱に発展する可能性はまだある。だからこそ、かの左派マスメディアを停止せず、情報は全て隠されたままになっている。条件が整えば、正式は発表があるだろうが、状況証拠はしっかりとある。

徐々にだが、民主党の茶番劇は多くのアメリカ人に知れ渡ってきたのではないか。極左というか超リベラルと言うか、そういう大統領令に反旗を翻す州も次々と出てきた。

さてさて、いつになったら真実が明らかになるのか。そんな我々に、サイモン・パークスという人物が語りかける動画があった。これは、我々にとって重要なメッセージだと思うので紹介しておきたい。これを見て、少しほっとしたのだった。今は、トランプ陣営を信じて条件が整うのを待つしかない。

https://www.youtube.com/watch?v=KWHRPnPyNYE&t=0s

2021年2月8日月曜日

米国の逆デモクレイジー48

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_601cb8d9c5b618b319872114
先日、ワシントンD.C.に大量ののバスが来ていたとの情報は、ホワイトハウスならびに議事堂の地下道から、児童虐待されていた子供たちを救う作戦のためであったようだ。アメリカだけでなく、世界各地で、同様の作戦が展開されているとの話だ。もちろん、今はまだ未確認情報であるが、遺体を運ぶ袋やバスに誘導される子供たちの画像もWEB上に存在する。

極めて異常で、陰謀論的な話であるので信じがたいが、子供たちから自分が若返る成分を得るという行為が、ディープステイトの間で常習されていたのは事実のようである。ただ、場所が場所だけに、あまりにおぞましいと私は思う。

…私はワシントンD.C.を3度訪れている。全米で最も訪れた街だ。最初の大阪市の研修旅行、1人でのニューヨーク行、そしてI工業高校の担任団での卒業記念旅行である。最初の研修旅行は秋で、モールやアーリントン墓地の紅葉が美しかった。二度目は、春、ポトマック河岸の桜がすでに散りユニオンステーション前は花吹雪だった。三度目も春。今度はポトマック河岸の桜をペンタゴンのあるヴァージニア州側から地下鉄の窓越しに見た。いい印象しかないのである。だからこそ、実に不愉快である。その地下に通路があり、おびただしい犠牲者がいたことが…。

今日は、スーパーボウルの日(アメリカの東部現地時間)であった。全米の注目が集まる試合のハーフタイムに緊急放送的な何かがあるのではないかという噂もあったのだが、何もなかったようだ。まだ少し時間がかかるようだ。何度も書いているが、私は正義は勝たねばならないと思っている。民主主義を破壊し、このような犯罪集団に世界をまかせることは正義ではない。

2021年2月7日日曜日

三崎高校アートプロジェクト2


昨年12月初旬に始まった、三崎港に壁画を描こうというプロジェクト、なかなか進展しなくて心配していたのだが、今日見てみたらだいぶ進んでいた。これで完成なのかどうか、2年生のO君やU君に聞いてみようと思う。本当は、もう1つ描く予定があるはずだ。頑張れアート班。

ところで、明日8日からの一週間は、事実上3日間の開塾になる。明日8日は、9日の推薦入試の準備のため、会場となる特別棟3Fにある塾に対して閉塾指示があった。(塾講師は自宅勤務日となる。)生徒も早めに帰宅するらしい。9日の午前に入試は終わるので、開塾。10日は通常だが、11日は建国記念の日なので休み、12日は通常。と、いうわけで、火・水・金だけが開塾になるわけだ。学年末考査は25日に始まる。ぼちぼち、1・2年生にもヤル気スイッチが入るはずだ。

2021年2月6日土曜日

新書 現代経済学 2

https://zuuonline.com/archives/123552
現代経済学という新書を読んでいる。この本を選んだ理由の1つに、パラパラとめくっていると、ノーベル経済学賞の受賞者リストが載っていたことがある。ノーベル経済学賞は、かのノーベル氏とは直接関係がない。スウェーデン国立銀行創立300年を記念して設けられたもので、物理学賞なんかと一緒くたにされたようだ。

1980年代までの経済学賞は、およそ3つの授賞理由に大別できるそうである。①経済モデルの開発や計量的分析方法の確立した先駆的な業績。②社会主義と資本主義、別の言い方をすると中央集権的計画経済と分権的市場経済の対立に対しての知見。③市場メカニズムの精緻な数理モデル、その分析手法である数理計算方法の発展。

…私が聞いたことがある(=高校の政治経済の教科書に載っているような著名な)経済学者は、①では、景気変動で教えるクズネッツの波のクズネッツ、②では後者が、いわゆる新自由主義経済学で、フリードマンやハイエク。まあ、これくらいである。

1990年代以降は、冷戦が終わり、上記の②の対立は終焉した。それとともに、70年代のスタグフレーション対策における国家の介入が容易ではないことも判明していた。(そう考えると日本はこの石油危機を比較的うまく乗り切り安定成長にもっていったといえるだろう。)こんな中で、「情報の非対称性」という概念が発見された。これは、「市場の失敗」(市場という需要と供給のメカニズムがうまく機能しないということ。高校生にとっては”失敗”という語を使う故に、難解にしていると思う。)で登場する概念である。その後、ゲーム理論に引き継がれる。

…1990年代以降の受賞者の表を見て、私が知っているのは、インド人の開発経済学者・アマルティア=センと、スティグリッツくらいだ。スティグリッツは、H高校時代にK大の合格者への課題として「入門経済学」を講じた経験がある。実は、彼が「情報の非対称性」を説いた人だということを今回初めて知った。(笑)

…ところで、アメリカの動きを注視している。まだ緊急放送の確かな報道は出ていないが、どう見ても状況証拠は正義の方に向かっているようである。これも未確認情報なのだが、トランプが勝利した後、金本位制への移行が取りざたされている。経済学的にどうなのかということは、私にはよくわからないのだが、あのアジア通貨危機やリーマンショックのようなバカげた投機的な金融は終わりを告げるのかもしれない。センの言う「市場の飼いならす」事が実現するのだろうか。

2021年2月5日金曜日

米国の逆デモクレイジー47

最初に訂正。昨日のミャンマーの話で、軍部が中国嫌いと記したのだけれど、今回のクーデター前に、軍の大親分が王毅外相と会談していたことがわかった。実は国軍も反政府軍も武器は中国製であるという。結局、ミャンマーの3勢力全てが中国共産党の影響下にあるようだ。やれやれ。

さて、アメリカの話である。5日の午後6時(現地東部時間)から緊急放送が流れるという情報がある。(これまでも何度か中止になっているので、確信はもてないがいよいよかなとは思う次第。)

バイデンの大統領令のサインが違うという証拠も挙がっている。もし他者がサインして発効したとなると、とんでもない罪だと思うのだが…。本当にホワイトハウスからバイデン本人がサインして30以上の大統領令を出したというのは、大いに疑問の余地がある。

さらに、かなりショッキングな情報が流れていて、260人の逮捕・処刑リストがYouTubeにUpされている。元ネタは AMG-NEWS.comである。このリストが偽物なら、名誉棄損で莫大な賠償金が発生するはずだ。このAMG-NEWS.comは、そのことを知らないはずはない。
https://www.youtube.com/watch?v=BRn8ffFSyXM

このリスト、もし事実なら、あの就任式や偽のサインの話、さらに戒厳令下のD.C. にさらに増兵されている事、そして現在の連邦議会議事堂の正面が工事中(仕掛けられた爆弾撤去だったとか、公式あるいは秘密の地下通路の破壊、さらには児童売買の捜査だとか言われている)だというのも納得がいくのだ。

2021年2月4日木曜日

ミャンマー政変 考

http://www.koreatimes.co.kr/www/news/opinon/2011/03/198_50061.html
ミャンマーでまたまた軍事クーデターが起こったようだ。まずは、アメリカ政府が「民主主義に対する直接的な攻撃だ。軍はただちに権力を手放し、拘束した人々を開放するように国際社会は一致して圧力をかけるべきだ」と非難したらしい。

どの口が言うのか、という一言に尽きる。

軍が不正選挙の証拠をつかみ、その解決を求めたが、政権側が拒否したので、憲法に従って(非常事態では軍が政権を握るべきことが記されている)、やむをえず政権奪取したらしい。ミャンマーだけの話ではない。どこかで聞いた話だ。

今回のクーデターで、様々なことが明らかになってきた。まずは、アウンサン・スー・チー氏のメッキが一気にはがれたことだ。ロヒンギャのことだけでなく、とんでもない豪邸に軟禁されていたこと。様々なディープステートと関係を結んでいる事。例の児童に関わる件も噂されている。

民主化したが、結局のところミャンマーを中国共産党に売り渡したとしかいいようがない。ミャンマー国軍は、中国を嫌っている。このままだと、マラッカ海峡を通らず、ミャンマー経由の石油パイプラインを一帯一路という名のもとに建設され、事実上の属国化する。これが軍の論理だ。いや国益を守る論理といったほうがいい。

欧州でも首脳の失脚が報道されているが、アメリカの動きとリンクしている可能性も高そうだ。アメリカ合衆国憲法によると、本来は3月に新大統領が就任するとのこと。正義の戦いは続いている。

2021年2月3日水曜日

SDGs補充学習打ち合わせ


今月末から2時間、地元のM中学校3年生に、補充学習ということで、SDGsの講義をすることになっている。今日、A教頭先生が来塾されて、打ち合わせを行った。何度か携帯に電話していただいたのが、私が出ないので、直接出向いていただいた。改めて非礼をお詫びしたい。

中学校の公民の教科書の最後に、「私たちの課題ー持続可能な社会を目指して」という項目があり、すでにSDGsについて2冊のテキストも渡されているという。10人の生徒が、それぞれ2分間のプレゼンをすることになっているとのこと。最大の課題は、SDGsをいかに自己の属性に組み入れるかということだとA先生は考えておられた。

どういう内容にするか。以前エントリーしたSDGsババ抜きゲームが間に合うかという問題もある。まずは、アフリカを主軸において講じることにした。何と言っても、3回アフリカに行ったことは私にとって貴重な体験であり、財産である。幸い、出前塾で彼らとは顔なじみである。じっくりと用意したいと思う。

2021年2月2日火曜日

書評 人類の選択 佐藤優4

https://www.pinterest.jp
/alexander12345chignes/
vladimir-putin-ca
ricatura-comicas/
佐藤優氏はロシア問題の専門家であるので、こんな面白い論が書かれていた。まず、コロナ禍に対するアメリカ人とロシア人の捉え方の相違。アメリカ人は日常的にカタストロフィを題材にした小説や映画を見ているし、ヨーロッパより信仰深い面があるので、終末観が刷り込まれている。故にかなり恐怖感が強い。それに対して、ロシア人は、危機的な状況に、食料備蓄や自分のダーチャ(農園)を持っていたりと、常に備えるという国民性がある。しかも、ナチス=ドイツが攻め込んできた大祖国戦争の記憶が未だにあり、またソ連崩壊も経験している。それに比べれば…といった冷静な感覚があるという。

さて、プーチン大統領の支持率が低下(20年ぶりに53%)している。これは、佐藤優氏によれば、プーチンの政策=中産層(階級)を作り出すことが成功したからだと言うのである。90年代の危機的状況から、分厚い中間層を作らねばいけないとプーチンは考えたようだ。この中間層は非政治的存在である。経済的にうまくいっていると彼らは、それに満足し政治に無関心であるが、クリミア問題による経済制裁、石油価格の下落、そしてコロナ禍のロックダウンで、生活水準が落ちた中産階級は不満を高めている。それが支持率に表れているわけだ。しかし、プーチンの大統領任期を2036年まで延長する憲法改正案への支持率は、40%から47%へと上昇している。中間層はプーチンの今の政策には不満だが、他に代わりになる者もいない。大混乱よりはましだ、と考えているのだと言う。

このあたり、日本の状況とアナロジカルに見ることが可能だというわけだ。…たしかに、現政権への不満は大きい。だが、野党がそれに代わると大混乱になる気がする。

2021年2月1日月曜日

米国の逆デモクレイジー46

https://www.youtube.com/watch?v=bSFTlVv14sI
未確認情報が多いのだけれど、状況証拠的にアメリカ大統領選挙第二章もいよいよ終わるのではないかと思っている。ワシントンの大停電と封鎖はずっと続いていた。最近はワシントンD.C.ではなく、D.P.と呼ぶ向きもある。Pは、Prisonである。先日、さらに軍が増え、保安官も集まり、大型バスが異常なほど駐車していたようだ。そこに護送される人々が乗り込んでいく。その後、花火が打ち上げられていた。この花火、何を意味するのだろう。

一方、30数個の大統領令を出しているバイデンだが、どうも耳の形が違うという指摘が多い。クリントンも身長が低すぎるらしい。ホワイトハウスの映像もどうも本物とは違う箇所があるようだ。もし事実なら、彼らはどこにいるのだろう。

トランプのフロリダの別荘は、かねてより政務にも使用していたもので、事実上ホワイトハウスの機能を有しており、しかも、戦略空軍司令機E4Bは30日までフロリダに駐機したらしい。今は、オマハに戻ったようだが、トランプがそれに乗っている可能性もある。軍はトランプと共にあるようだ。

ところで、リンウッド弁護士が最近、鈴木さんと呼ばれている。リン=鈴、ウッド=木というわけだ。その鈴木さんが真実なので見て欲しいというYouTubeがある。長いが衝撃的である。もしよければご覧いただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=bSFTlVv14sI

全てが明らかにあるのは、いつかはわからない。でも、正義が勝つことを信じてもう少し待とうと思う。不正選挙で選ばれた人間が大統領になるのは、どう考えてもおかしい。