2012年8月30日木曜日

『黒ひげ危機一髪』をつくる Ⅰ

新学期が始まって、明日で一週間になる。短縮授業4時間なので、授業時間は少ないのだが、放課後が長い。なんのこっちゃ?と言われるだろうが、文化祭の準備である。私はできるだけ生徒の自主性に任せたい。だが任せすぎると進まない。このジレンマが苦しい。(笑)先日のLHRの時、席替えをした。莫大な段ボールがすでに溜まっているし、これからさらにそれらが文化祭の展示の部品化していく予定だ。このままでは置き場所がない。古い先生方に聞くと、6列の座席を5列にしてしのぐのだそうだ。すると、1列に8つ机が続くことになる。まあ、文化祭までの暫定的な席ということでクラス代表に席替えを託したわけだ。SHRをしていても、なんか落ち着かないが仕方がない。(笑)

さて、初日こそ進行はなかったが、火曜日に『黒ひげ危機一髪』のバネを自作することになった。で、生徒が買ってきた針金を見てビックリした。太いのである。こりゃ無理だなと思っていた。少ししてから教室に行ってみると、印刷機の部品である円筒に、コイル状に強引に巻きつけている。手も真っ赤である。凄い力技だ。(上記画像参照)思わず「凄いな。」と感心してしまった。ペンチで切ってみた。おいおい、「バネ」やでこれは。理科のH先生に見せると、感激してくれた。そもそも、「文化祭だし、自作してみたらどうですか。生徒にも勉強になりますから。」と言ってくれたのはH先生である。思いのほか、弾力もあり、生徒たちは大いに褒めてもらったのだった。

と、いうわけで、もう一度制作にかかり、今度はもう少し長いものができた。これに合わせてバネを固定する仕組みを水曜日に考えた。結局、廃棄処分になった古い机を貰いうけた。生徒は、この机の中央に穴をあけると言いだした。どうするのかと思っていたら、生徒会室から、キリを借りてきて円形に穴を開けていくという、極めてストレートな方法を実践したのだ。4人の男子が入れ替わり立ち替わりして、なんと穴を開けてしまったのだった。(笑)
今日は、バネの固定が出来て、何度も実験した。樽の基本的な直方体の枠組みも完成した。「黒ひげ危機一髪」だから、剣をさすのだが、さすがに刺したからってピョンと飛ぶのは難しすぎる。分解したときにその仕組みの難しさを知ったのだ。でも任意に首を飛ばす基礎はできたわけだ。

と、いうわけでちょっとクラスは盛り上がっている。(笑)

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