2012年8月28日火曜日

ナツメヤシを生徒に振舞う

1学期末に、生徒にイスラエルの土産を買ってくると約束していた。何にしようかと迷ったのだが、結局「ナツメヤシ」(Date)にすることにした。イスラエルではフツーに売っていた。スーツケースは機内持ち込みサイズだし、食品だし、イスラエル当局に何を言われるかわからないので、結局息子の嫁のTさんに送ってもらうことにした。「ちょっと大きめで、甘ーいのを7クラス分280個」というリクエストだった。帰国後さっそくTさんからのイスラエル郵便局の段ボールが自宅に届いた。ホント迷惑をかけたなあと思う。いいお嫁さんである。

届いたナツメヤシは、リュックに入れて2日間に分けて学校へ運んだ。職員室の私のクラス用ロッカーにとにかく保管して、順次冷蔵庫で食べやすいように冷やしておくことにした。

さて、昨日は始業式で私のクラスの生徒から振舞ってみることにした。どういう方法で振舞うか熟慮した結果、家庭科の先生から大きめの皿を2皿借りてきた。ここに、箱から出したナツメヤシを盛る。箱におよそ20個ずつ入ってた。(Tさんの計算はばっちりである。)2人の生徒を指名し、それを二手に分かれて配るように指示した。我がクラスでの試行は、終了のSHRの時間で、宿題を集めたりしてゴタゴタしていた。十分説明しないまま、振舞ったので、あまり盛り上がらなかった。元気な男子は「甘すぎるっす。」「何ですかこれ?」とか言って反応が返ってきたが、大人しい女子は、じっと見つめていてるだけだったりした。(笑)

今日は、4時間の短縮授業のうち、3クラスの授業があった。私の手がチョークで汚れるのを避けるため、授業に入る前に、ゆっくり説明した。「これはナツメヤシという中東を代表する食品である。まあドライフルーツやな。あまり日本では食べないが、栄養がいっぱい詰まった、でかい干しブドウみたいなもんだ。」と説明しながら、ゆっくり2皿に盛ることにした。種が入っているコト、甘くて喉が渇くこと、手がべとつくことは我がクラスで経験した。まあ、異文化理解の授業の一環ということで、授業中だが、ゴミ箱に種を捨てたり、持参の水分を取ること、手を洗いに行くこともOKとした。後で、黒板に「ヤシの木にこんな感じで生っている。」と描くことも忘れずに。(笑)生徒たちはヤシと聞くと、あのでかい海から流れてくるようなヤシの実をイメージするらしい。「また改めて、LL教室でナツメヤシの画像も見せるなあ。」と言うと喜んでいた。

3年生のクラスになると、女子生徒が食べた後、「なかなかカロリーが高いもんやでえ。」と言うと「エー、ダイエット中なんですぅ。」と泣きが入ったり、男子が「これはムチャうまいです。」と言ってくれたりと、1年生とは違う嬉しい反応をしてくれることだ。本校の教育は正しい方向を向いている。(笑)

余った分はすべてジプロップに入れて保管。私の担当している7クラス全ての生徒に振舞い終えてから、先生方に配ろうと思っている。完全に生徒主体である。と、いうわけで実は私もまだ食べていない。(笑)

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