2019年3月11日月曜日

3.11に「知の逆転」を読む Ⅲ

ミニマンボウ ロボット
https://wired.jp/2019/03/11
/fukushima-robot-cleanup/
3.11、8周年である。今朝バスの中で、「知の逆転」で、人工知能の父と呼ばれるマービン・ミンスキーMIT教授のインタビューを読んでいた。タイトルは、「なぜ福島にロボットを送れなかったか」である。

教授は、こう答えている。この30年間研究者がロボットに人間の真似をさせることに血道を上げている、単にそれらしく見えるだけの表面的なマネをさせることに夢中になっているというところにある。チェスには勝てても、ドアを開けることさえ出来ない。研究テーマの選択を誤ったために30年が失われてしまった。

この「30年」というのは、教授がスリーマイル島の事故の際、リモコン操作のロボットでで作業することは比較的容易なはずだと指摘してから30年後を指している。福島事故の後、氏の30年前の論文がそのまま雑誌に掲載されたという。

また、長期的視野にたった研究をするのが難しくなっている。今や、中国の方が長期的な視野にたっているといえるかもしれいとも。

…ところで、フクシマ原発の現場では、廃炉に向けて、ミニマンボウというロボットがデブリをやっとこさ探査したらしい。ロボット開発はまだまだこれからのようだ。
https://wired.jp/2019/03/11/fukushima-robot-cleanup/

…気の遠くなるような廃炉への道。

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