2026年1月7日水曜日

米国のベネズエラ侵攻 考Ⅲ

https://www.youtube.com/watch?v=WR9u2GTd8E8
今回のベネズエラ侵攻で、中国が失ったものは、昨日のエントリー(経済的な問題)だけではないようだ。グアリコ州エル・ソンブレロにあるマヌエル・リオス大尉航空宇宙基地内のベネズエラ宇宙活動庁・衛星地上管制局(画像参照)。中国の国営企業・中国長城工業が建設したもので、巨大なアンテナ群を持っている。その実態は、中国本国から死角となる西半球の軍事衛星の受信に使われている施設だという。いわば、中国軍の西半球の目と耳である。

この施設がアメリカ軍の手に落ちると、軍事衛星の情報収集の内容や技術などほとんどすべてが露呈する。軍事衛星すら自由に動かされてしまうことになる。ベネズエラ政府の今回の侵攻に対する公式文書が”Word2007”で書かれていたという笑い話がSNSで拡散されているが、この施設にもアメリカ企業のIT製品が使われている可能性が高い。その製品番号から密輸ルートまで明らかにされて、中国の面子が潰れるだけでなく、犯罪的行為が白日のもとにさらされる危険すらある。

さてさて、当然、アメリカ軍はこの施設に狙いを定めているだろう。いや、すでにアメリカ軍は、この施設を確保しているかもしれない。中国は、今のところ何も出来ない。なにせ解体間近のベネズエラの軍施設にある政府機関である。例の外交団とともに、ここに駐在する(おそらく人民解放軍の名を騙れない立場にあるだろうと推測される。)中国人も、祖国に帰れない存在となる可能性が高い。今回のベネズエラ侵攻は、一石二鳥どころの騒ぎではない利をアメリカにもたらしたと言えるだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=WR9u2GTd8E8

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