2018年11月21日水曜日

パース紀行Ⅴ フリーマントル

フリーマントル マーケット
さて、いよいよ3つのツアーについてエントリーしたい。今回、フリーマントル、ウェーブロック、ピナクルズという3つのツアーをチョイスしたわけだが、これは20年前くらいに購入した観光雑誌の西オーストラリア特集編に由来する。まさか行けるとは思わなかったが、この3つの観光地の名前だけは、心に残されたのだ。だから、妻が3月に、11月は日本帰国ではなく、どこかへ行こうかと言った時、パースとこの3つの地名ががすらすらと出てきたのである。フリーマントルには、土日にマーケットが開き、大道芸人らが出て賑わう。また珍しい刑務所の博物館がある。それが心に残されたコトだ。ツアー3連チャンのトップはフリーマントル・ツアー。
悲しや/キングスパークから見た曇天のパース・ダウンタウン
まずは市内観光。途中キングスパークで自由時間となった。生憎の曇天で、対岸のダウンタウンは影でしかなかった。これは実に悲しやである。その後、高級住宅地を走り、フリーマントルに着いた。その間、運転手はずっとガイドをしてくれているのだが、全くリスニングできなかった。(笑)半日ツアーはここまで。帰りは自分たちで電車で帰ると伝えた。さらにオプションの「スワンリバー・クルーズはどうかね?」と勧める運転手を振り切って、街に出た。すでにパースの物価高に参っていたのだ。(笑)簡単な昼食(ケバブとサラダ)をとってから、妻の帽子をゲットした。(例のハエ帽子ネット付き)妻は、だいたい10ドルくらいが購入限界だと決めていたようだ。(これまでの海外旅行では、こういうことはしなかった、と妻の後日談。)

曇天で、歩いている人も少なく、なんとなくもの悲しい雰囲気だったのだが、フリーマントルマーケットに着いら、そこは全くの別世界だった。おおお。20年前の雑誌の通り、火を付けたジャグリングをやっている大道芸人・オジサン発見。見ていてなかなか面白い。いや、まさにテキスト通りだった事実に私は満足した。ジャグリングもよかったが、2階から見ていた人から、チップ(札)を帽子で受けようとしてわざと落とし、「もう1枚」と言った彼のウィットに感心した。…ええな。こういうの、ごっつうええ感じ。
妻と店内に入った。入り口にストリートピアノ・オジサン発見。YouTubeで見たことはあるが、実物を初めて見た。いろんな店があって、なかなか面白い。そんなに高くはない感じだった。妻は、(日本の)巻き寿司屋で、「大福餅」を発見した。1つ3ドル。日本のと差異は無し。美味い。本物。さらにアボリジニの店で貴重品を入れるバッグを購入。マレーシアでは、なかなか見つけられなかったものだ。果物店ではデパ地下よろしく味見をして回った。こっちのマンゴーも実に美味であった。
マーケットの内部
十分満足して、世界遺産であるフリーマントル刑務所へ向かった。ここで大サプライズ。同じコンドの住人のPBTのY先生と遭遇したのだ。彼女もパースに来ていることは知っていたし、冗談で「会えるといいですね。」と言っていたが本当になったのだ。同じ13:30のツアーに参加することになった。(Y先生も物価に閉口していた。)さて、このツアー、意外によかったのだ。日本語の解説の機械を渡され、妻と聞きながら回ったのでよくわかったのだった。英語ガイドだけだと面白さは半減したと思う。(ちなみにY先生は英語で勝負しておられた。)刑務所の生活、8時間も多人数で狭い運動場に放置されるというのは、極めて厳しい日々だったに違いない。しかもこのツアー、死刑執行の場所まで見せてくれる。あまりにリアルで驚いた。というわけで大満足だったのだ。ミュージアムショップでは、妻が私が欲しがっていたネック・ストラップを発見・購入出来た。やったー。
フリーマントル刑務所ツアー
刑務所の独房
駅を見つけ出し、電車で帰る。ローカルの青年に教えて貰い、チケットを購入。各駅停車だった。様々な人が乗り降りする。このほうが実に面白い。大自然も良いが、やはり人を見るのが旅の面白さだと思う。
おそらく中国に向かうコンテナ船
ところで、このフリーマントルには観光地としてだけの顔ではなく、パースの外港としての顔もある。巨大なコンテナ船とクレーンは貿易港としての顔も見せてくれた。このシーンは翌日のツアーに結びついていくのであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿