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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/post-11117.php
…ちょうど昨日も「中国が隠し続けるチベットの真実」(ペマ・ギャルポ著/扶桑社新書)を読んでいて、チベットへの弾圧の凄さを改めて認識していたところだ。ウィグル人もまた中国の弾圧下にある。この11人は、ナジブ政権時代に拘束され、手続きが遅れていたところで、政権交代し救われた格好になっている。ナジブ政権時代に強制送還された人々はたしかな行方が不明なままである。これもまた中国の真実である。
…そんな中で、同じムスリムとして、マハティール首相が人道的な裁定を下したことに、拍手を送りたい。中国政府に対して発せられた「ウィグル人はあなたたちの物ではない。」という言霊は身震いするほど凄い。前述のチベットの本でも、チベットは日本が仏教国であることから、戦争には不参加だったという記述があった。こういう宗教的な側面は、意味のあることだと思う。
…マレーシアでは、先日のマハティール氏が日本の最高位の桐花大授章を拝受したことを大変喜んでいる。陛下との昼食会でのお心遣いや、ホテルの見送りの様子なども報道されている。シンガポールのリー首相も受賞しているが没後である。したがってマハティール氏こそが東南アジア初だとみんな考えている。
直接陛下からお辞儀して手渡されたことに、マレーシアの人々は驚き、とまどい、そして喜んでいるようだ。まさに、知るべし。今回の件でもマハティール首相は、有言実行の政治家であることを証明した。
…一方、妻が上海の様子を教えてくれた。在留日本人が減っているのだという。中国の上海では極めて管理社会化しているようで、いごこちがすこぶる悪いらしい。中国では法家的な法治主義の再来?ここ、マレーシアでは、中国の進士が心肝に染めた儒家の徳治主義が、ムスリムの首相によって実践されているのである。なんか、マレーシアに住んでいて嬉しい気持ちになるのだ。
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