職員室で、最近日本の若者言葉で「了解」の意味で、「了解道中膝栗毛」という語彙が流行っているらしいという話が出た。知的でなかなか面白い新語だ。十返舎一九だな。
ソシュールは「言葉を生み出すことで人間となった。」という意味のことを言っている。まさに、ソシュールを紹介するのに使える。そんなことを考えていたら、ふと浮かんだ。漫才のナイツが「YAHOO」を「ヤホーで調べました。」という鉄板ネタがある。これは、見事なデリダ的な脱構築である。既成の概念をずらすことで笑いをとっているわけだ。フーコーの権力が「知」をつくるという「知は力なり」も、グーグルマップの元・GPSやインターナット、さらにレーザー光線開発から生まれた電子レンジなどの好例が浮かんだりした。
ところで、さっそく妻からの「(日本人会のTという店で)牛乳と卵買ってきて下さい。」に「了解道中膝栗毛」と返信したら、今日の画像が帰ってきた。(笑)うちの妻のLINEスタンプのセンスはなかなかのものだと思うのだが…。
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