日本人会の無人古本コーナーで、「古典落語」(興津要編:講談社学術文庫/2002年)を見つけた。もちろんRM1(今日のレートなら26.89円)である。ちなみに定価1250円。21編の江戸落語が収められている。
明烏から始まり、目黒のさんま、時そば、芝浜、寿限無、らくだ、子別れなど、江戸落語にはあまり縁のない私でも知っているような落語も多く、いつかマレー系国費生の授業でも使えるかもしれない、と思ったのだ。
今年のF42の国費生の反応は、まだ日本語・初級を終わった段階なのに、なかなか良い。こちらも、難しい単語を使えない分、パワーポイントの画像を見せながら、簡単な英語やパフォーマンスを駆使しているので、こちらの熱意が伝わるらしい。この辺は、日本もマレーシアも関係ない。いやマレーシアの方が、内容が新鮮なのでよけい伝わるのかもしれない。今、各都道府県の紹介しているが、岩手県の「わんこそば」や群馬県の草津温泉の「湯もみ」の画像でクイズ形式にしたり、福島原発では、東北大震災の体験談などを語っている。
今日の2回目の授業の最大のポイントは、日本の四季、その無常観みたいな話である。桜吹雪などというコトバに、皆興味津々である。なかなか授業をしていても楽しいのである。私が楽しまなければ、学生が楽しいわけがない。教師は最大の教育環境である。
2018年12月18日火曜日
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