2018年12月11日火曜日

PBTの話(78) F42 初授業

今年の1年生、F42は文系4クラス体制なので、私もF42のJPA生(マレー系の国費生)の授業を受け持つことになり、昨日から授業が始まった。例年は、相棒のT先生がこの時期、地理を担当していただくのだが、4クラスともなると、社会科教員2名で、私費2クラス・国費2クラスを分担しなければならない状況下に置かれたわけだ。12月といえば、国費は日本語初級を終えたあたり。日本語能力から言えば、EJUを目差した総合科目の文章や語彙にはとうてい追いつかない時点。私は、これまで4月からしか教えた経験がない。まさに今まで経験していない未知の領域なのだが、体当たりでやることにした。
自己紹介の後、マハティール首相が、マレー系学生が中華系やインド系の学生に比べて学力の差があり、それを嘆いて涙するという話(2017年4月5日付ブログ参照・上記画像参照)をした。以前から、最初にこの話と、先日の20周年パーティーで出会ったOBの話(日本留学後、日本国内で働き、現在は帰国し、日系企業で会社のために働く人材を苦労しながら育てているOBの話である。)をしようと考えていた。
ただ、これらの話は、理解して貰わねば意味がない。Googleの翻訳アプリに、文章を入れ、英訳した。それをパワーポイントの画像と共にWordに入れ込んだ。テキストに英文を入れたのは、初めてである。(笑)日本語の補完として役立ったようである。

ともあれ、昨日のD組も、今日のE組も、真剣に受け止めてくれた。もちろん自己紹介の中では、面白い話もたくさんしたし、まずは順調な船出といところか…。彼らとは、さ来年の1月まで付き合うことになる。なかなか良い学生たちだ。これからが実に楽しみである。

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