2011年7月19日火曜日

インターハイ出場選手 壮行会

台風が接近しているようである。かなり人ごとのような書き方であるが、どうせ明日は万難を排して登校するので、こういう書き方になる。暴風雨警報が出て、学校が休校になっても、我々教員は休業日になるわけではないのである。そういう意味では、デカダンな気分。要するにどーでもいいのだ。(笑)

とはいえ、時期が悪い。明日は終業式である。校長・教頭は、この状況下で、短縮授業で4時間の授業をした上で、「集会」という名で終業式をすることを決められた。終業式なしで夏季休業に入ることは避けたいという決断だ。通知表も渡さねばならないし、学期末は様々な連絡もある。3年生などは進路が絡むので大変である。特別活動部の私としても、あわてて夏季休業中の作業の連絡と確認を行った。

さて、実質上の終業式が講堂で行われた。クラブの表彰、インターハイ出場生徒への壮行会、校長の話、生活指導部長の話と続いた。中でも私が、感銘を受けたのは、インターハイ出場生徒への壮行会である。ソフトテニス部、なぎなた部、柔道部の生徒が壇上に並ぶ。むし暑い中、ネクタイをきちっとしめている。
彼らにエールを送るのは先日引退した野球部の3年生である。主将のK君が大声でエールを送り、野球部、そして全校生徒が『カンバレ・ガンバレ』と合わせる。いいなあ。何がいいって、引退した野球部の3年が、学校の顔は自分たちであるという矜持を保っているところがいい。100人近い野球部を仕切ってきた主将のK君の想いが顔に表れている。私は、そういう生徒たちと、同じ学び舎に存在していることに誇りを感じるのである。

もちろん、インターハイに出場する生徒たちも頑張ってほしいが、精一杯の大声で彼らを讃えた一度も試合に出れなかった全てのクラブの3年生にも頑張って欲しいと私は思うのだ。…君たちはまだ負けたわけではない。

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