2011年7月14日木曜日

政府は東アフリカ干ばつ支援を

今回もG12魚眼で撮影
校内球技大会である。朝7時30分頃からの準備の時は、少し曇り空だったのだが、やがて夏の空になってしまった。生徒は、8つの団カラーのそれぞれのオリジナルTシャツを着ての参加である。なかなかカラフルで壮観である。と、その感想を書きたいところだが、今日は、それどころではない。

以前から指摘されていた東アフリカの干ばつ被害の悲惨さが、日本でなぜもっと報道されないのか。私は大きな不満を持っている。あれだけアフリカ諸国からも、東日本大震災に対して様々な支援があったのに。いくら震災後で、原発問題などで大変だといっても、日本政府は、ここは大いに東アフリカを支援してもらいたい。WEB上で、日本政府が支援をしたという情報が流れていないのが、私は残念でならない。自分の延命ことで汲々としている馬鹿な権力者のもとであろうと、優秀な外務官僚や経済官僚は、絶対いるはずだ。

今日付けの東京新聞のWEBニュースでは、過去60年で最悪の干ばつに見舞われている様子が報道されている。ソマリアやケニア、エチオピアで多くの子供が死の危機に直面しているのである。難民キャンプに数週間あるいてたどり着いても力尽き、1日以内に死亡する子供が続出しているという。なんということだ。しかもケニアの一部では、干ばつに加えて北アフリカの民主化の影響もあるのだろう、穀物価格が過去5年間の平均価格に比べ8割も上昇しているという。食料危機も深刻だ。是非一読願いたい。私の怒りが伝わると思う。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011071402000030.html

もちろん、単純に食料の支援を行うだけでなく、特に難民キャンプなどの保健状況を絶対なんとかして欲しい。飢餓では、実は飲み水など保健状態の不備から疾病で死ぬ人が多いのだ。アマルティア=センの飢餓の研究では、結局”市場をいかに飼いならすかが重要”ということが指摘されている。
私は、干ばつ被害に対して、この際、様々なBOPビジネスの支援もして欲しいものだと思っている。今、読んでいる『世界一大きな問題のシンプルな解き方-私が貧困解決の現場で学んだこと』(ポール・ポラック/英治出版)の内容のまえふりを実はこのところ続けている(昨日のブログの”工夫の話”や、一昨日の”BOPビジネスへ期待”の話)のだが、単純な義理的・人道的な支援ではなく、馬鹿な権力者ような”思いつき的”な支援ではなく、彼らが干ばつを防ぐ持続可能な手立てとなるようなBOP的灌漑設備に自ら投資できるように、日本が補助金(1家族当たり$20くらいでいいのだ。)を出すようにしてほしいと私は願うのだ。その詳細な理由については、また後日述べたいと思う。
重ねて要望する。優秀な外務官僚、経済官僚は、東アフリカの人々のために、持続可能な支援を早急にプランニングして欲しい。それは、必ず日本の矜持のため、国益のためにもなるはずだ。

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