2011年7月15日金曜日

人権講演会と担任するゾ宣言

今日の3・4時間目、全校生徒対象の人権講演会が開かれた。金正美さんという、ハンセン氏病の深い後遺症をもっておられる桜井哲夫さんの「孫娘」として深く関わってこられた方の講演だった。講演では、NHKで放送された人間ドキュメント「津軽 故郷の光の中へ」(45分間)も上映された。
http://www.sbrain.co.jp/theme/T-19736.htm

金さんは、講演の中で、正直な自分の気持ちを吐露されていた。短大時代、なんとなく訪れたハンセン氏病の療養所。最初は桜井さんの顔をまともに見れなかったという。ただ、桜井さんが、金さん(彼女は在日朝鮮人3世である。)に、「あなたは私より差別の中で生きていかねばならない。」と言われたことが、桜井さんとの深い関わりのきっかけになったと言われていた。すなわち、桜井さんは療養所の中に入れることで外界と隔てられているが、金さんは社会の中で差別と闘うことになるだろうという桜井さんのコトバである。

さらに、様々な桜井さんとの関わりの中で感じたことを述べられ、もし私が当時の村人だったら、ハンセン氏病の方が村から出たということで、差別する側にまわっていたかもしれない。差別は普遍的なものである。私もあなたたちも差別する側に回る可能性がある、と結ばれていた。

すばらしい人権学習だった。生徒の聞く態度も、暑く長時間にもかかわらずなかなか良かったと思う。放課後、私が副担任をしている2年1組のM先生が、アンケート結果をもってきてくださった。氏名の記入欄はないのだが、席順でだいたい判明してしまう。何人か、いい感想を書いていた。「やっぱり、この子はいい子ですねえ。よくわかっている。」などど話していたのだった。またまた思った。いいなあ、担任は…。

ところで、本日、前任校の英語科2年生が、オーストラリア研修旅行に旅立ったはずだ。先日、弟分・妹分である、担任のU先生、R先生に激励メールを送った。R先生の返信の言。「やっとここまで来た感じです。」その気持ち、よくわかる。いいなあ、担任は…。

来年は、絶対担任をするゾ宣言をしておく。(笑)

2 件のコメント:

  1. 先生が担任だと毎日楽しそうですね!

    私は、卒業が雲行き怪しいです。

    地理でお世話になった。
    5アリアリ→1マダガスカル
    少女A

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  2. わかった。国語科長のT先生に、私の携帯のアドレスを聞いてちょうだい。(笑)激励のメールくらいは送ってあげられると思う。

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