謎のウォータークーラー |
女子マネージャーがやってきた。手慣れた感じでヤカンを手早く取り替えていく。聞くと、代々のマネージャーに受け継がれてきた方法なのだという。私は感心してしまった。「おばあちゃんの知恵」ならぬ、「マネージャーの知恵」である。大したものである。
こういう工夫を見て、私は2つのことを考えるのである。1つは、生徒から学ぶことが多いということ。教師というものは、どうも上から目線で生徒を見がちだ。私は、それは違うと常に思っている。生徒から学ぶという姿勢を失ったら、傲慢な教師になってしまう。
もう1つは、アフリカでも、こういう工夫をしているに違いないと思うのだ。今あるもので、できるだけのことをする、それがアフリカの良さでもある。ペットボトルという『資源』は、彼らにとって極めて重要なモノである。我々先進国の人間から見て、それが、貧しさと映る場合も多いが、それこそ先進国の人間の傲慢というものであろう。
今あるもので、精一杯の工夫。なかなか良いではないか。
0 件のコメント:
コメントを投稿