2025年1月29日水曜日

バッタを倒すぜ アフリカで

私のブログのタイトルは、アフリカ留魂録であるので、アフリカのことを最低でも月1回はエントリーしなくてはならないという義務感のようなものがある。先日、住道駅で途中下車して、少し大きめの書店に寄った。そこで。前野ウルド浩太郎氏の「バッタを倒すぜ アフリカで」(光文社新書・2024年6月初版)を手に入れた。彼の「バッタを倒しにアフリカへ」はすでに読んでいるが、その続編にあたる。

まだ、少ししか読んでいないのだが、モーリタニアで、彼はオスばかりのバッタの集団を見つけ、その夜にメスが大量にそこにやってきて交尾し産卵する姿を目撃している。これを科学論文として、サバクトビバッタは、いつもは別居しており交尾の際にパーテイ-を開くという仮説を証明するために立ち上がる、という場面までは読んだ。なかなか興味深い話である。サバクトビバッタの食害はアフリカ諸国を苦しめている故に、是非とも実践的研究を進めて欲しいところだ。

…今、G7といった先進国はそれぞれ大きな問題をかかえていて、経済的にもかなり行き詰まっている。中国・ロシアなどさらに大きな問題を抱え、他のBRICS諸国もそれぞれうまくいっていない。これだけグローバル化が進んでいると、エネルギーも原材料、食料などの安全保障が一蓮托生的になっている。

開発経済学の徒として心配するのは、途上国の脆弱性である。基礎体力の低い途上国では、先進国以上に困難を抱えるのは必然的である。トランプが米国大統領に就任してどう変化してくのか、私はエコノミストではないので、国際経済的な予想は難しいが、様々な変化が起こること違いなさそうである。その影響は、アフリカにも十分に及ぶはずで、さてさてどうなることやら…と思慮しているところである。

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