2025年1月1日水曜日

うどんとラーメンの論理学

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新年明けましておめでとうございます。正直なところ、私達を取り巻く日本、そして世界の政治的経済的情勢は極めて厳しく、あまり”おめでたい気分”ではないのですが、まさに慣例句として記載している次第です。

さて先日、花園ラグビー場の帰路、O先生とゆっくり話す機会がありました。O先生は、高校生の学習ということについて、いろいろと考えてこられた方で、実に示唆に富んだ話をされておられました。

学習とは、知識から知恵(あるいは自分の意見の創出)への転換であり、様々な命題の対比から、それぞれを調べ文章化して知識化したうえで、自己の知恵に昇華していく過程だというものでした。実際には、うどんとラーメンの違いを把握し、自分はどちらが好きか、その理由をはっきりと言えるようになることというかなり具体的な話でした。(笑)要するに論理学なのですが、言い当てて妙でした。

先日見たYouTubeでは、上記の論理学に則り、ウクライナ紛争が何故終わらないか、地政学と国際的なルールの対比で論じられていました。ロシアの政治的・軍事的・経済的地政学から見れば、ウクライナの重要性は死活的であり、国家の主権・自衛権という面からは、ウクライナに正義があるといえるわけで、ここに歴史的文化的な様々な軋轢が加わり、この両者の止揚は実に難しいというわけです。今集中的にブログに記しているユダヤ人とパレスチナ人の「人類史上最もやっかいな問題」も同様です。ウクライナ紛争もまた、「かなりやっかいな問題」だといえるでしょう。

さらに、「かなりやっかいな国」・中国を巡る問題ですが、人民開放軍が公に主席批判をするまでになりました。まさに清の末期のようになってきました。経済的には破綻しているようですが、倒れそうで倒れない中共政府に、アメリカの新大統領となったトランプがどう対処していくかが、今年の大きな流れを作っていきそうです。

トランプ政権といえば、1月20日が就任式ですが、SNS上では翌日からパンデミックが再来するという話で持ちきりです。Wに対して懐疑的なケネディ氏の手腕に期待したいところです。

日本の現実も酷いもので、さらなる増税が生活を蝕んでいきそうです。日本の政治家には国士はいないのかと叫びたくもなります。後輩や若い教え子たちの将来を思うと、暗澹たる気持ちになります。2025年もまた、大谷選手や井上尚弥選手の活躍だけに光を感じる年になるのでしょうか。

追記:T大G高校ラグビー部は、本日、H学園に31-5で勝利し、ベスト8に進出しました。私にとっては大きな光です。

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