2020年1月3日金曜日

内子町 「内子座」探訪

内子町観光の続きである。大正時代の薬屋さんをモチーフにした「商いと暮らしの展示館」も実に面白かった。ここは人形が各部屋にあって台詞をしゃべってくる。(笑)
隠居部屋では碁の手筋を勉強中
リアルなようでちょっとシュールで面白い。民俗資料の展示としては、なかなかのものである。そしていよいよ、「内子座」へ。木蝋や生糸で内子町が栄えていた時代に建てられたものだ。意外に、といっては申し訳ないが、内子にしても大洲にしても八幡浜にしても大いに栄えていた時代があり、この内子にあっては内子座はその象徴でもあるといえる。(大洲なら元銀行の赤レンガ館、八幡浜にも四国で最初に電気がついたというハイカラな街並みがある)
内子座は、今も現役なのだが、こういう芝居小屋そのものが展示されているというのも面白い。舞台は、歌舞伎のための回り舞台もあるし、花道、妖怪などが飛び出る”すっぽん”、あるいは義太夫の席があったりする。奈落まで見せてくれる。
これまで、様々な文化会館で、学校の檄やミュージカルなどをやってきた身としては、ひさしぶりに、ロー・ホリやアッパー・ホリ(ホリ=ホリゾントライト)などをみるとワクワクする。演劇は実に面白い。シナリオを書くのも、音響照明を考え演出するのも面白い。意外だったのは、「能」のための、シテ柱(シテが登場する位置を示す柱)まであったことだ。内子座は、なんでもござれのシアターなのだ。
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内子町最後の観光は、妻がWEBで見つけた「折り紙の自動販売機」探しであった。観光地から遠く離れたフツーの住宅地にある。だいぶ迷ったが無事発見した。折り紙の完成品が10円から売っていた。妻は、どれか買うのかと思ったら、写真を撮って終わりだった。(笑)

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