2020年1月3日金曜日

内子町 木蝋博物館 探訪

内子町は大洲から国道56号線の少し先にある。前々から妻と観光に行きたいと思っていた街だ。北にある町営駐車場に車を置いて、古い町並みを歩きながら、木蝋博物館と商いと暮らしの博物館と内子座の3つの観光地を回るスタンダードなコースを歩いてきた。
木蝋博物館 上芳我邸
正月の3日なので、カフェや民芸店など全てが開いていたわけではないけど、なかなか趣があって面白かったのだ。最初に訪れた木蝋で栄えた屋敷(上芳我邸)では、何より木蝋のつくり方が良く分かった。私の友人に「櫨」(はぜ)の字が名字にある友人がいるが、この「櫨」こそが木蝋の原料であるらしい。私はこの友人の「櫨」を魚のハゼだとずっと思っていた。(よく考えれば木辺がついている!)彼は和歌山県出身なのだが、木蝋に関係があるのかなあと思う。ビデオで伝統的な作り方を見て、実に面白かった。内子の木蝋は明治期から大正にかけて、質が良くシカゴ万博などにも出展されて莫大な富が蓄積されたらしい。マニュファクチュアで資本家が大儲けしたのはよくわかるが、封建制が残る社会状況とはいえ、それなりに労働者もちょっとは豊かであったらしい。資料館のオジサンが、仕事はきついが給料は高かったと教えてくれた。また、この屋敷は固定資産税と交換に町に寄贈されたらしい。したがってスタッフは町の職員さんだとか。

ところで、今日愛機G1Xwo取り出したのだが、バッテリーが切れていた。あちゃーである。この木蝋博物館で、お願いしたら、快くバッテリーをチャージしてくれた。実にありがたかった。ゆっくり見て回ったので、バッテリーも満タンになった。(笑)内子町の職員さん、ありがとうございました。

さて、道すがら面白いものを発見した。まずは旭館という古い映画館跡。四国は、こういう昭和のレトロ的なものを良く保存している。実に素晴らしいと私は思うのだった。
さらに、もう少し行くと喫茶店とお土産屋さんと資料館が合体したような町家があった。中で面白いものを発見した。昔、なんでも鑑定団が内子町に来たらしく、そこに出品されたレトロなポスターである。
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ご主人に写真撮影の許可をもらい、さらに評価はいくらだったか聞いた。なんと90万円である。この鑑定団の舞台は、この後行く内子座であった。(つづく)

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