2020年1月17日金曜日

阪神淡路大震災から25年

いっせいに芽を吹きだした雑草のように https://judejude.exblog.jp/22110700/
私の愛車・中古のダイハツのムーブは、エンジンをかけると「今日は×月×日、○○の日です」という声が聞こえるシステムがある。(もしかしたらカーナビなのかもしれない。)今日「1月17日は、防災・ボランティアの日」だそうだ。そう、今日は阪神淡路大震災からちょうど25年目の日である。

25年前というと、私は工業高校に勤めていた。今の枚方の自宅から通っていた。私の自宅は大きく揺れ、思わず飛び起きたものの、幸い何も被害はなかった。TVをつけて、神戸の方に被害が出ているらしいことだけが分かった。学研都市線は動くだろうと駅までいったが運転停止になり、一度自宅に帰った。さらにTVでは酷い状況を映す出していた。もう一度駅に向かったがやはり動かない。今ならネットで素早く情報が入るだろうが、当時は携帯電話すら一般的ではなかったし、PCも88で、3.5インチフロッピーすらまだ登場していない時代であった。まさに隔世の感がある。結局学校には出勤できないまま、1日中、ブラウン管(=TV)を見ていた。信じられない光景が次々と映し出されていた。

阪急電車が西宮までようやく運行されるようになった時期に私もボランティアに参加した。その後さらに1年くらいたって、この震災で避難所となった小学校での様々な体験をされた教頭先生の原稿を元にシナリオ化し、「いっせいに芽を吹きだした雑草のように」という劇を演出した。最後のシーンは、卒業生が一人ずつ、震災に負けないとのコメントをしていく。(この学校の伝統らしく、これを使わせてもらった。)そしてタイトルとなった歌を歌う。当然ながら、シナリオを書く前に、実際に舞台となった学校にも行かせてもらった。まだまだ青いビニールシートがあちこちにあった。多くの方が避難所を出ていった後だったが、まだ数人残っておられた。憔悴したその顔を私は未だに忘れられない。

あれから25年。神戸の街は完全に復興した。今朝、阪神淡路大震災から生まれた様々なメリットもあるとのWEB記事を妻が教えてくれた。そのなかに災害ボランティアの誕生というのがあった。…だから、今日はボランティアの日でもあるのである。納得。

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