2020年1月11日土曜日

「遠さ」を噛みしめる。

大阪にいた時、東京は好きではないが羨ましく感じる時があった。それはESDや開発教育などに関わるセミナーなどの研修機会の密度の問題である。大阪ではワンワールドフェスティバル(今年も2月1・2日に開催されるらしい)くらいだが、東京ならもっとこういうイベントが多いので地団駄を踏んでいた。

さて、愛媛県三崎にある私としては、今悩んでいることがある。日本国際理解教育学会に復帰するか否か?また四国には、四国地方ESD活動支援センターという組織があって、こちらに属するべきか?それとも無所属でやっていくか。(別に無所属で困ることはないのだが、研修機会や発表機会があるほうが絶対に自己研鑽のためには良いと思う。)

この四国ESD活動支援センターの存在を知ったのは、昨年の愛媛大学のフォーラムでもらった翌日の研修のチラシによってである。さらに三崎高校が知事賞をいただいたエシカル甲子園にも関わっていることがわかった。この25日にも私にとっては魅力的な研修会も予定されている。それが、今日の画像のSDGsカードゲームの体験である。しかも、今私が製作しようとしているオリジナルゲームにかなり近いであろうと思われる「SDGs  de 地方創生カードゲーム」というのもやるみたいだ。(ゲームの名前が私のとは違っていて実に幸いである。)高松でやるようで、無理すれば行けないこともないが、私の方はボードゲーム化するつもりだし、まずはあえて独自のものを作りたいし…と悩むところである。同じ日に松山でESD研修交流会もあるようだ。こちらは日本ESD学会とのからみもあるようで、発表するためにはESD学会に入る必要があるようだ。国際理解教育学会の理事でもある聖心女子大学の永田先生が来られるようで、その講演内容にも大きな関心がある。しかし結局、今回の参加は見送らざるを得ないと思っている。
https://shikoku.esdcenter.jp/

高松も、いや松山さえも、三崎からは遠い。この「遠さ」が、3か月たった最近、身に染みてきた。大阪にいた時には全く感じなかったことだ。魅力的なコトとの物理的な距離。これを乗り越えていくことは重要だと思う一方で、還暦を超えた身には実に億劫でもある。いわば都市と地方の文化的な格差だといっていい。この「遠さ」を今噛みしめているところだ。

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