2019年6月10日月曜日

今再びユネスコスクールの話

http://www.unesco-school.
mext.go.jp/ASPUnivNet/
マレーシアに来て3年と2カ月。ユネスコスクールの夢を絶たれて10年近くになる。M高校にいたときは、まだ大阪の高校でユネスコスクールに参加していたのは、国立・府立・私立のたった3校だった。「これに市立が入れば、ビンゴですね。」と先駆者の先生に励まされながら進んできたが見事に挫折した。先日、一時帰国の際に後輩のU先生と話していたら、M高校は、N高校・O総合高校と統合されるのが、既定方針になっているらしい。愛するM高校が統廃合されるというのは、ある程度予想されていたものの、やはりショックだった。

あの時、M高校をユネスコスクールにしておけば、そうやすやすと統廃合されなかったと思うと本当に残念だ。ユネスコスクールは、本部はユネスコだが、ある意味文部科学省の重要プロジェクトである。

10年ほど、ユネスコスクールの話から遠ざかっていたが、今や各地域でユネスコスクールの参加申請やESDの推進のために、各地の大学がネットワークをつくっている。ユネスコスクール支援大学間ネットワーク、ASPUnivNetと呼ばれている。関西は、奈良教育大学が中心だと聞いていたが、前出の先駆者の先生がおられる大阪府立大学、京都外国語大学も入っていた。この大学の支援を受けながら、申請をしていく方式に変わっている。私が目指していた頃は、このようなシステムは、全くなかった。ユネスコスクールを目指す小中学校などにとっては大いに力強い味方だろうと思う。

また最近は、ユネスコスクールの中でもサスティナブルスクールという、ESDをさらに深化させる学校も推進事業として認定されている。文部科学省は、ESDの推進に本気で取り組んでいるわけだ。

こういう記事を読んでいると、忸怩たる思いが蘇るのである。

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