2019年6月30日日曜日

漫画の古本2冊

日本人会の古本コーナーで、2冊漫画本を手に入れた。もちろん一冊・RM1である。一冊は、「アドルフに告ぐ」(手塚治虫/文春文庫)の第5巻。手塚漫画の中で、「ブッダ」、「火の鳥」、そしてこの「アドルフに告ぐ」は、かなり難解な内容を描いている。たしか、日本の実家にあった(息子の蔵書)とは思うが、久しぶりである。思わず手が出てしまった。ユダヤ人とナチスの問題を描いた作品で、極めて興味深い作品なのである。そのキーワードは、ヒトラーと同じアドルフという名前である。

もう一冊は、「DANCING POLICEMAN-踊る警官」(浦沢直樹/小学館文庫)である。浦沢直樹は、私の好きな作家の一人である。多くの作品があるが、私は「パイナップルARMY」が好き。この「DANCING POLICEMAN-踊る警官」は、ロック歌手を目指していたが、なぜか警官になってしまったという主人公の破天荒な短編集である。

日本の漫画は、サブカルチャーとしては、大したもので、PBTの学生たちもファンが驚くほど多い。日本への興味も、漫画やアニメ、TVドラマなどがきっかけだという学生が多い。日本語力アップのためにも、学生たちにも読ませようかな、と思う。

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