https://blog.goo.ne.jp/munasecond/e/ 9cbddcfb30a5f98ab58f856050320f49 |
国費のF40の理系の学生達には、昨日今日と「日本人の心のカタチ」を話していた。マレー系の彼らとは、かなり共通点もある。なにより彼らは熱帯の農耕民族だ。マラッカ王国以来のムスリムであるけれど、日本の多神教世界も理解しやすい。仏教の無常観や儒教の仁・義・礼などを説いてから、まとめとして「武士道」を説いた。今の日本には武士は存在しないが、震災の時など危機的状況かにおける日本人は、極めて武士道の世界に入る。赤ちゃんをかかえた若いお母さんが泣く子をかかえ、他の被災者の迷惑にならないように外に出る姿は、まさしく武士道である。どんなに空腹でもちゃんと順番を守り列を成して並ぶ姿も武士道である。
ところで、武士道にはもう少し細かいこともある。たとえば、「忠」主君に対しては忠義を尽くすが、必要な場合換言も行う。ここで、ワンピースのゾロの登場である。ゾロは、ウソップが仲間を抜けて戻ろうとしているとき、喜んで迎えようとするルフィーに対し制止する。「義」刀に欠けて約束は守る。ゾロは、「二度と負けない。」とルフィに約束して、それを死守している。「勇」死を恐れず困難な状況に立ち向かう。これと「誠」意地が忠・義・勇を行う力となる。ゾロが最も凄いのは、クマにルフィーがやられて死にそうなとき、自分の命を投げだそうとしたことだ。後から同じように命を投げだそうとしたサンジを気絶させ、クマが取り出したルフィーの痛みを全て受け止める。後に血だらけで立っているゾロにサンジが駆け寄り「何があった?」と聞くが、「何もなかった。」と答える。うーん、痺れるほどの武士道である。(以下のブログに詳しい。)
https://blog.goo.ne.jp/munasecond/e/9cbddcfb30a5f98ab58f856050320f49
こんな話をしていると、ワンピースを知っている学生は、思い切り頷いていた。(知らない女子学生には、youtubeを見てごらん、これも日本文化の勉強。といっておいた。笑)
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