橋本治氏の有名な駒場祭コピー https://chuff.hatenablog .com/entry/2018/02/07/ 170500 |
https://blogos.com/article/354356/
内田樹氏の文章には、ディテールに凝ったものも多い。今回の追悼文で、書かれている「私家版ユダヤ文化論」(これは既読した。実に面白い一冊。)が、橋本治氏が選考委員をしていた小林秀雄賞受賞し、受賞理由を語った後の内田樹氏の謝辞がいい。「…アマチュアバンドが自費出版で出したCDが音楽賞をもらった時に、ジョンレノンがその曲のコード進行について解説してくれたようなものです。」本人は、よくわからない比喩と書いているが、私には実に分かりやすい。(笑)その後の橋本氏が地雷原をすたすた歩いて行って、振り返って「ここまでは平気だよ。おいで。」という比喩も凄い。
後に続く「書評」の論点も実に面白い。
バルト(有名な神学者である。)が「大学批評」と読んだ批評の方法について、実にわかりやすく書かれている。文学部系小論文のパワーアップを目差す学生諸君は、是非、この書評を読んで、「大学批評」の問題点と、橋本治氏の作品がなぜ通常の「大学批評」で推し量れないのか?について書いてみるといい。
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