1月2日からPBTは、というよりマレーシアの学校は授業である。F42の国費生には、日本の都道府県の紹介をしている。最初に、その県の国立大学の文系学部の紹介なども入れている。今日は、D・Eクラスとも、近畿地方をやっていた。同じ古都でも、京都の雅とちょっと地味な奈良の違いなど、面白おかしく教えたりしていたのだが、奈良の最後に有名な俳句も紹介した。
正岡子規の「柿食え(へ)ば、鐘が鳴るなり 法隆寺」である。
以前、宮城県で、松尾芭蕉の作とされていた「松島や ああ松島や 松島や」も、あまりの美しさにコトバにならない事を歌っているのだ、などと、紹介したが、こちらの方が俳句らしい。問題は、日本語中級のはじめの学生に理解させることである。うーん。
で、私はこう説明した。柿(味はパパイヤに似ている)を食べていると、鐘の音がする。ああ、法隆寺(木で出来た建物としては世界一古いお寺)の鐘の音だな、いいなあ。という俳句なのだ。うーん、マレー系でムスリムの学生には、ピンとこないようだ。もっと具体的に説明しなくては…。
ドリアンを食べていると、アザーンが聞こえてきた。なかなか上手いアザーンだ。ああ、ブルーモスクのアザーンだな。
ドリアン食えば、アザーン聞こえる ブルーモスク (575ではないけれど…。)
みんな、なるほどという顔をしていたのだった。(笑)こんな感じで授業が進んでいく。
2019年1月4日金曜日
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