マレーシア政府が、政権交代以来の懸案だった中国の鉄道建設を正式に中止したという報道が流れた。中国の一帯一路プランの大きな打撃となると言われている。インドネシアの鉄道計画もとん挫した。パキスタンの鉄道、スリランカやモルディブの港湾インフラなど、他国にも「借金地獄」からの脱出を目指す動きが加速している。中国の覇権主義的なスタンスが、危機感を生み、これに対抗しようという動きが強まっている。これまでの欧米の植民地主義下における「学び」がいよいよ生きてきているのかもしれない。途上国やマレーシアのような中進国でも、欧米や日本で学んだ優秀な政治家や官僚が、国益のために頑張っているともいえる。そう簡単に、新しいカタチの植民地に堕することはないだろう。(カンボジアはちょっと心配だが…)
このところ、世界中で政治的な混乱というか破綻というか、おかしなニュースが多く報道されている。アメリカの政府が停止し、昨日やっと解除された。(また政府が止まる可能性や非常事態宣言で壁を構築するかもしれないが…。)アメリカが異常なのはわかりきっていることだが、イギリスのEU離脱をめぐる混乱も、フランスのデモ騒動も、そして隣国の尋常でない反日活動と国連の制裁決議違反…。
暗澹たる思いになるばかりである。そんな中、マレーシアは、毅然とした態度をとったわけで、在マレーシアの私としては、ちょっと嬉しい。
2019年1月26日土曜日
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