2019年1月28日月曜日

ああ黎明は近づけり。

https://jaa2100.org/entr
y/detail/058716.html
昔々、私は旧制高校の学生にあこがれを抱いていた。おそらくは、「どくとるマンボウ青春記」を読んだからだと思う。デカルト、カント、ショーペンハウエルで1年を過ごすという哲学青年たちの姿を追い求めた時代があったのだった。破天荒な格好で、街を闊歩し、およそ非現実的な観念論に生きていた彼らに言いしれぬあこがれを抱いていたのだった。疾風怒濤。鬱勃たるパトス。哲学を語れない教授を軽蔑し、友との友情に準ずるような人生観は実に格好良いと思った。

ところで、「ああ黎明は近づけり」という旧制大阪高等学校の寮歌がある。ウィキによると、第一高等学校の寮歌などからパクッている歌詞もあるらしい。それが、「君が愁いに我は泣き、我が喜びに君は舞う」と言う箇所だ。「白い恋人」を「面白い恋人」とアレンジする大阪人の端くれの私としては、東京のパクリだろうとなんだろうと、この歌詞が好きだ。思えば、そういう場面が高校時代(もちろん新制だが…)や大学時代にあったし、それ以後もあった。無制限で信頼できる友がいるということは、人生最大の喜びである。反対に、こういう友情を経験できていない人は寂しいだろうなあと思う。
http://www.eonet.ne.jp/~ougc117/others/Zenryouka.html

若い思春期の、疾風怒濤時代の学生諸君に長年囲まれてきた私としては、心底胸に迫る歌詞である。「君が愁いに我は泣き、我が喜びに君は舞う」若き日の友人たちの顔が今日は夢に出てきそうだ。今日は、そんなことを考えていた。

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