2024年12月2日月曜日

欧州のEV車クライシス

https://www.greencharge.co.jp/useful/deEdgmrD
環境問題については、アメリカがあまり熱心でなかったため、復権を目指して京都議定書以来熱心に取り組んできた欧州だが、ここへ来て大きな挫折を経験している。

EU総体(脱退したイギリスを含む)としてEV車への移行を推進してきたものの、中国・EV車のダンピングに近い輸出攻勢によって、軒並み欧州の自動車業界は大苦戦しており、経済が傾きかけているのが1つ。もう一つは、EV車が環境に良いという虚構があばかれてきたこと、これはスウェーデン・ボルボ社の良心的発表(バッテリーの生産並びに廃棄後の環境への負荷が著しいこと。事実上ガソリン車のほうが環境問題において勝っていることが発表された。)によるものである。

そして、なにより、電力需要とインフラ整備がEV車の増加に追いついていないので、各国とも電気料金の高騰、長時間の充電渋滞に悩まされているようだ。また寒い地方ではバッテリーが早く尽きてしまい長距離移動には向かないこと、これは物流にも影響を与えている。

まあ、ウクライナ紛争の影響もあるだろうが、見通しが甘かった、拙速だった、と言わざるを得まい。結局、トヨタのハイブリッド車のほうが方が、安心で環境的であることが明白になっている。なんとも滑稽な話ではある。

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