2024年12月18日水曜日

オランダ独立戦争とニシン

https://tanabotalog.com/leiden/
「世界史と地理は同時に学べ」(山崎圭一著/SBクリエティブ)の備忘録・その5。オランダは、まさにネーデルランド(低地の国)で、首都名もアムステル川にダム(堤)を作ってできたことを表している。15世紀後半、ハプスブルグ家の領地となるが、宗教改革の影響で、カルヴァン派が増えると、カトリック・バリバリのカール5世やフェリペ2世と対立・弾圧を受け、以来80年にわたって(ハプスブルグ家の主たる国家:スペインとの)独立戦争を戦い抜くことになる。

最大の戦いは、アムステルダムの南西に位置するライデン(上記画像参照:レンブラント橋)の攻防戦(1574年)であった。独立の英雄・オラニエ公ウィレム(調べてみると、カール5世の侍従などをしていたらしい。フィリペ2世の圧政に立ち向かったが、本人はカトリック教徒であった。)は、スペイン軍に包囲されたライデンを水攻めしようとしたが、堤防を決壊させたが、水位は低く陥落寸前になったのだが、強い偏西風が吹いて、スペイン軍を大混乱に追い込み撤退させることに成功した。

飢餓状態だったライデンに、北海で捕れたニシンが届き、名産の酒・ジンとともに解放を祝ったという。以後10月3日の解放記念日にはライデンでは、ニシンを食べる日になっている。

オランダのスキポール国際空港は、私がヨーロッパに足を踏み入れた最初の地なのだが、海面下にある。そのような感覚は全くなかったのだが、もっと低い死海でもそうだったので、人間の感覚などたいして当てにならないものだと思う。(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿