2024年12月17日火曜日

ニュージーランドの語源

http://polandball.jp/blog-entry-14666.html
「世界史と地理は同時に学べ」(山崎圭一著/SBクリエティブ)の備忘録・その4。世界には、”ニュー”がつく地名が多いのだが、わかりやすいのもあれば、わかりにくいものもある。ニューヨークは、オランダ領からイギリスが取り上げたときに、ニューアムステルダムから当時のイギリス国王ジェームズ2世の爵位・ヨーク公の名を付けた。これは初めて知ったのだが、ニューアムステルダムの前に、16世紀フランスの命を受けたイタリアの探検家が「ヌーヴェル・アングレーム(英語ならニュー・アングレーム)」と名付けていた。アングレームはフランス中西部の都市であるそうな。ニュージャージー州のジャージーは、イギリス海峡に浮かぶ島の名前で、これはわかりやすいが、ニューオリンズは、フランスの都市・オルレアン。これはちょっと難しい部類。

さて、かなり難しいのは、ニュージーランド。”ジーランド”とは何処か?正解は、オランダの南西部・ベルギーとの国境付近にあるゼーラント州である。17世紀のオランダの探検家・タスマンが命名した。オランダ語の”ゼー”は海、”ラント”は国なので(やはりオランダ語は英語に近い。)、新しい海の国という意味になるわけだ。ちなみにオーストラリアのタスマニア島はタスマンの名前を取っている。

…ノースカロライナ州に行った時、ALTの故郷・ニューバーンという街を訪れた。ここはスイスのベルンに、ニューがついた街。こういうのを調べてみるのも地理のおもしろいところだ。

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