2016年6月6日月曜日

IBTの話(3) ラマダン初日

ラマダンが始まった。日本にいる時は、かなりの他人事であるのだけれど、マレーシアでは教えている生徒たちが断食行をしているわけで、ついつい意識も高くなる。授業時間等は全く変化はない。普段と同じである。ただ、IBT教職員には、ラマダン中はできるだけ職員室に生徒が来る休み時間や昼食休憩時には、食事を取らないようとのお達しが校長先生から出ている。つまり、飲食が生徒の目に触れないようにしてあげて欲しいということだ。なんとも日本らしい対応である。

ラマダンの影響は日本人会の店舗にも出てきた。ナシレマッ(5月2日付ブログ参照)を売っている店(T亭:価格はなんとRM1.5)があるのだけれど、マレー人のお母さんが作っているそうで、ラマダン中はナシレマッ!などとシャレを行っている場合ではない。私は、今日はむちゃくちゃ忙しく、結局そのT亭で日本の輸入カップ麺をRM10も出して食べる羽目になったのだった。

生徒は、というと「慣れてますから、大丈夫です。(男子の国費生徒)」とのこと。とはいえ、朝がいつもよりは早いらしい。滅多に居眠りなどしない国費生だが、流石に私の最後の授業・5限目など、目がトロンとしていたりする。(笑)

今日から、フードコート前に夜店が立つ。カメラを持って勇んで行ったのだが、なかなか日が暮れない。あまりに空腹なので、先に中華粥を食べることにした。粥屋の主人は、私の顔を見て、「10(テン:私がいつも注文するピータン+ゆで卵入り)!」と言ってウインクした。毎度美味な粥を食べたあと、夜店の方に行くと、食事を作っていないか、作り始めたけど売ってはならないという感じ。もちろん異教徒には販売していいのだろうけど…。なんとも中だるみな屋台街だったのだった。

生徒に、いろいろと「屋台でこれを食べてください。」と紹介してもらったのだけれど…。異教徒の私は、今日は欲望に負け、日が暮れる前に食べたので、ホンマモンのラマダン夜店の屋台を見れなかったのだった。ごめん、おまけに豚まんを買って食べちゃった。

おお。大音響で、2箇所のモスクからアザーンが響いてきた。先ほどは花火も上がっていたようだ。ラマダン初日である。

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