2025年5月9日金曜日

イタリア人青年と新教皇

https://mononoke.asablo.jp/blog/2023/03/29/9572859
久しぶり(ブルキナファソ帰国時の空港以来)に、イタリア人の青年と話をする機会があった。授業が終わり最寄り駅でのことである。といってもお互い拙い英語での会話である。アルプス山脈の麓から日本に観光に来ているという。京都、金沢、大阪と回ってきて、東京に行くそうだ。およそ観光地でない城東区・鶴見区に来たのは、近くにある念法眞教の総本山を訪れたかららしい。かなり意外だった。日本は美しく、日本人のマインドも素晴らしいと褒めてくれたので、感謝の意を表した。

「コンクラーベが終わったね。」と言うと、さすがはイタリア人、もちろん知っていた。

新教皇は、アメリカ生まれで、ペルーで長く活躍していた。レオ14世を名乗ることになったのは、19世紀のレオ13世(画像参照)を尊敬している故らしい。興味があったので、少し調べてみた。レオ13世は、トマス・アクィナスの神学を用いて科学と宗教の共存を志向し、労働者の権利を認め、資本主義の搾取に警告(但し、マルクス主義や社会主義は否定している。)した教皇で、レオ13世のように社会問題に関わり、弱者に寄り添いたいと、前教皇のフランシスコの改革路線を継承する旨を新教皇は発言している。

私は第三者であるので、これ以上のコメントは避けるが、なんにせよ新教皇が誕生し、バチカンの地元・イタリアの青年との会話もあった一日であったわけだ。

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