2025年5月25日日曜日

メッツとの死闘の裏で

https://www.youtube.com/watch?v=V_d0cPnJwZs
現地時間23日のメッツ・ドジャーズ戦は、雨による中断を挟み、5時間46分の延長13回の死闘だった。結局、ドジャーズが7対5で勝利したのだが、様々な判定や人間ドラマがあったようだ。

クレイトン・カーショーが2回を無失点に押さえ、いい立ち上がりだったのだが、雨で中断。かなり悔しかったようだ。ロッカールームでグローブを持ったまま忸怩としていた彼に。飲み物をもった大谷選手が近寄り、「投球はどうだった?」と聞かれ、「最高だったよ。」と答えたそうだ。これで、また次のために立ち上がれると、カーショーは感じたとインタヴューで答えている。

再開後、1死三塁ライトフライを取ったテオスカー・ヘルナンデスの返球で、三塁走者をホームで刺したのだが、三塁手のマンシーが、走者の視界を遮ったとして走塁妨害を取られ、セーフとなった。(画像参照:この判定には多くの野球関係者が疑義を表明している。)マンシーはベンチで深くうなだれていたが、大谷選手が誰よりも早く近づき、「気にすることはない。誰でもそういったミスはあるよ。次で打ってミスを取り返してよ。マンシーならできるよ。」と言ったそうだ。激しく抗議した監督やベッツやフリーマン、他の選手も声をかけようとしていたのだが、ここはやはり大谷選手だった。その後、マンシーは大谷のためにも打つと集中力を高め、タイムリーヒットを打つのである。(感動的なシーンだった。)

カーショーもマンシーもベテラン選手である。ドジャーズでは、ちょうと、2人のベテラン選手が解雇された直後だった。マンシーはインタヴューで自分の立場を深く憂慮していることを率直に述べている。MLBの世界は厳しい。そんな中での出来事だったのである。

ドジャーズはワールドシリーズ連覇を狙うチームである故に競争は激しい。だが、チーム内の士気は高く、互いに尊敬し支え合う素晴らしいチームだと思う。その中には、MVPトリオ、就中、大谷選手がいる。いよいよ投手としての復帰も近いらしい。

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