最寒月が-3℃以下で最暖月が10℃を超えるのが冷帯である。夏の北海道で、無茶苦茶暑い日も経験したことがある。宿泊施設にクーラーも扇風機もなくて閉口した。(笑)さて、冷帯の2つの気候区の違いは冬に雪が多いか否かという違いである。北海道の方は、”しばれる”という寒さの表現をするのだが、雪が降っている方がまだ温かく感じるらしい。よって、Dfの方がDwより寒さはマシであるといえる。(上記画像参照)北海道に行った方ならわかると思うが、常緑広葉樹は少なく、落葉広葉樹と針葉樹が植生の中心になる。Dwでは針葉樹が殆どになる。シベリアなどではいわゆるタイガと呼ばれる森林となり、シベリア鉄道はタイガばかりの変化のない車窓風景となってしまうらしい。ところで、シベリア鉄道では、冬季は電気による暖房ではなく、石炭ストーブだということを昔ある本で読んだことがある。それは万が一の停電=凍死の事故に備えているというのが理由である。(今はどうかは知らない。)
ETとなると、最暖月でも10℃以下という世界である。行ったことはないし、行きたいとも思わない。理由は夏、凍土層が溶けてツンドラという地衣類や苔類が現れるのだが、ボウフラにとっては、水たまりが多いし絶好の繁殖地となるからである。熱帯の蚊も恐ろしいが、実はETが最も蚊が発生する地域なのだ。昔、TVで”グレートジャーニー”という番組があって、ベーリング海峡をカヌーで渡り、ETの地域を馬で旅するシーンがあったのだが、まさに地獄のような蚊の群れが押し寄せていた。この時ばかりはまるで養蜂家のような姿で旅をしていた。馬の目に膨大な蚊が押し寄せていて、実に可愛そうだった。
EFは1年中、0℃を超えない南極や北極海沿岸である。まあ、授業でも説明不要だと思う。
…すべらない話シリーズは、さすがに冷帯・寒帯ではあまり多くない。
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