2025年5月16日金曜日

世界はラテン語でできている

中間考査の印刷も終わり、期末試験までの授業のコマ数を確認したら、模擬試験や行事の関係で、他より少ないクラスがあって、月曜日の授業は自習の予定を取りやめ、期末の範囲を始めることにした。今年の地理総合は、「神なき時代の終末論」にあった国家の4段階(表層から順に、国家の理想、現実的な利害、歴史的な民族の背景と宗教、最下層には風土)を基本コンセプトにしていて、中間考査の範囲で、地形と気候(関連して農業も)の「風土」の部分を概説した。期末は、その上層にある「歴史的な民族の背景と宗教」をやろうと思っている。

中間試験を挟んで授業をするのは、少し憚れるのだが、まずは民族と言語の関係をやろうと考えた。昨年試行した世界の価値観と宗教の関係図が中心課題となるだろうが、その導入としたいのである。で、急遽、だいぶ前に購入した「世界はラテン語でできている」(”ラテン語さん”著SB新書)を通勤時に読んだのだった。ラテン語がヨーロッパの言語に与えた影響はすこぶる大きいので、教材としていいかなと思ったのである。私は、こういう言語に関しては苦手意識が先立つ。最もいい教材となる箇所を探しているところである。

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