2020年5月5日火曜日

F42国費生に告ぐ~ 課題1

マレーシア時間の11:00から、ZOOMでF42の学生諸君とミーティングする機会があった。私も何度か公営塾の関係でZOOMを使っているので、(主催者ではなく)参加者として参加するのはなんとか可能だ。いろいろ毀誉褒貶(きよほうへん)のあるZOOMだけれど、実に有為であると思う。久しぶりに、みんなの顔を見て声を聞けて嬉しかった。

さて、F42の教え子たちは、まだマレーシアにあって、ひたすら待っているようだ。日本語の読解力や作文能力はかなり劣化していると思う。今回の主催者A君の留学先F大学のカリキュラムやシラバスを見たが、1年時の最初にやる科目がきっちりと設定されていて、9月から合流したとして、このままではついていけないかもしれないと思った。そこで、D大の私費生・L君にしているように、小論文指導をしていくことと提案した。

彼らは全員文系なので、社会科学なら何でもいい。とにかく日本語の文章を読んで、まとめて、自分の意見を書く機会を増やすべきだと思う。当然、添削をして返す予定だ。さて、まずは、このパンデミクスの経済に与える影響について考察してもらおう。

課題1は「このパンデミクスが与える経済的影響についての考察」である。読むべき記事は、「【2020年度版】アメリカ経済の最新状況 新型コロナ感染拡大が史上最長の好景気に及ぼす影響」である。
https://www.digima-japan.com/knowhow/united_states/13570.php
この記事を読んで、アメリカ、マレーシア、日本の経済のそれぞれの行方を考察すること。マレーシアや日本の経済については、この記事ではふれられていないので、自分で関連する事項を調べること。(英語でもマレー語の記事でも可)

ヒントは、FRB(アメリカの中央銀行:NYの金塊の話をしたよ)の金融政策をどうとらえるか。この金融政策の意味は大きい。総合科目の教科書や私のプリントを再読してほしいな。マレーシアにも日本にも大きな影響をあたるだけでなく、おそらく同様の金融政策を各国が行うと思う。また財政政策で日本は、1人10万円の給付を行うようだ。これは国債発行で賄われるが、同時に買いオペもしようとしている。これはどいう意図があるのかを考えて欲しい。マレーシアもどういう経済政策をとるのかを調べるのも重要だ。

マレーシアの将来を担うF42である。ちよっと課題としては難しいが、頑張って欲しい。提出期限はない。時間がかかってもいいし、途中まででもいい。どんどん送ってきて欲しい。課題は、これからも時間がる限り出していくので、これは無理と思ったら次の課題でもいいよ。
…『人間は自由の刑に処されている』(J・P・サルトル)

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