2019年12月9日月曜日

地域経済学 伊方町の統計1

愛媛県庁の資料より 市町村別総生産
地域経済学の下調べで、様々な統計サイトを調べている。まずは、伊方町の経済力。総生産額の実数は、H27年度が273億8300万円、28年度は488億3700万円と78.3%増加している。この謎解きは簡単で、伊方原発三号機が再稼働したからである。27年度は県内で下から4番目だったが、28年度は下から6番目である。
所得の方は、27年度が231億0300万円、28年度は234億5700万円。総生産の伸びとほとんど関係がないのは謎解きが正しいことを示している。1人当たり所得は248万5000円となり、県平均を100とすると、93.6となる。これは下から12番目(上から8番目)になる。したがって、県から見ると、平均以下ではあるがそこそこであると言えるわけだ。

さて、さらに伊方町に絞っていくと、役場のHPにある「伊方町人口ビジョン」という資料が面白い。伊方町最大の課題は、過疎化である。人口の推移を実数ではなく、幼年人口、生産年齢人口、老年人口の比率でグラフ化した資料があった。推計値も出ている。これが一番わかりやすい。
これを見ると、高齢化と少子化の波が襲っており、高齢者人口がやがて生産年齢人口を追い越すということがわかる。伊方町の将来が極めて危ういことが明らかである。
この資料は、伊方町の職種別就業者の全国平均との対比である。これを見ると、就業者が比較的多い職種は、農林業と漁業、建設業となる。就業者割合は低いが全国平均以上なのは、電気ガス水道などのインフラ関係(これも伊方原発の関係であると容易に推測できる)くらいで、公務員・教育関係・医療関係は全国平均に近く、商業・製造業は少なめであることがわかる。
…地域経済学入門には、こういう資料をどんどん使って行こうと思う。

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