2016年8月19日金曜日

IBTの話(32) 運動会なのだ。

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IBTの運動会である。朝7:00、A先生の車で住処を出発した。生徒数がどどっと増えたのを受けて、これまで4チームくらいでやっていたのを8チームにして、運営方法も日本の高校のように、進行、審判・得点、放送、用具と本部運営制に変えるとともに、団長を中心とした自主的な取り組みをしたいと、A先生が考えた今回の運動会。

基本的には、EJUのための予備校というスタンスに近いIBTだが、この1週間はフツーの高校の行事前といった雰囲気だった。昼休みや放課後には、二人三脚や大縄跳びなどの練習に団ごとで汗を流していた。団といってても、クラスごとの縦割りではない。各クラスでみると2~3名が8団に分かれているわけで、クラブがあるわけでもなく、最初はそれまで全く繋がりのなかった生徒たちが無理やり団結を迫られた、という感じだった。ところが、この1週間で、極めて良い雰囲気になった気がする。

正直なところ、全ての先生方が、こういう自主性に好意的であったわけではない。だがA先生の情熱と行動力が、学校を揺り動かしたといっても過言ではないと私は思っている。私はというと、そのA先生のサポート役に徹したつもりだ。イベントのプロ教師であるという自負は今もある。だからこそ、A先生の苦労も痛みも悔しさも全てよくわかる。100%力になれたかどうか、例のアクシデントのこともあって自信はないが、満足はしている。いつも思うのだが、イベントは人づくりである。日本の大学に留学し、マレーシアを背負ってもらう生徒たちに、自主的に動くこと、さらに責任感を植え付けたことは大きい。彼らが大きく人間的にも成長することは、学力の向上とともに極めて重要な我々の使命でもある。

A先生を見ていて、ふと秋田商業高校のO先生を思い出した。あの甲子園に何度も生徒を連れてきた野球部の監督であり、同時に国際理解教育の立場からアフリカへのスタディー・ツアーを実現した「秋商のエンジン」でもある。おそらく私の想像以上の様々な軋轢と戦いながら、夢を実現させた熱き教育者である。

今回の私の立場は、そのO先生を支えて、O先生の夢の実現に向けて無私の支援をしていたO先生(たまたま同じイニシャルになってしまうが…)と同じだったと思う。秋田商のお二人に比べるべくもないけれど、運動会を終えて、そんな感想を抱いたのだった。

ちなみに、今日の運動会の写真はない。私もカメラを持っていたのだが、SDカードを入れ忘れたからである。はやり、疲れがピークに達していたのだろう。仕方ないので、3日連続カカシの画像にしておく。私にカカシというニックネームをつけてくれたA君がリレーで接触、足を痛めた。幸い、大事には至らなかったと聞いている。団長として頑張りきった彼への応援の意味も込めて…。

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