2016年8月3日水曜日

IBTの話(26) 運動会へ向けて

8月中旬の運動会に向けて、すでに準備が着々と進んでいる。私は本部的な仕事をすることになっている。まあ、これまで体育祭などのイベントにはいやというほど関わってきたので、何の問題もないのだけれど、IBTの「運動会」(どうもこの呼び方に慣れない。笑)は、生徒の本分が明確なだけに、こういうイベントに対して十分な準備のための時間が取れないことがネックだ。

今日はそんな状況下で、生徒が準備する唯一の機会となった。8つに分けたチームで団長や役員やエントリーを決めてもらう会議の日である。放課後、5時30分から6時30分までが制限時間である。なかなか大変である。チームは、あらかじめクラスや学年をバラバラにしてある。A先生の見事な配分なのだが、マレー系の女子生徒の数、男女比などをきっちりとわけてある。なかなか大変だったと思う。ボール運びという競技の際は、マレー系女子→華人系女子→華人系男子→マレー系男子というふうに、マレー系の男女が隣り合わないように配慮しているのである。イスラムの男女分離の原則を守っているからだ。このあたり、マレーシアの運動会らしいところだ。

とにもかくにも、各チーム(団)の団長が決まり、職員室で団の色を抽選で引いてもらった。前任校の団抽選会とは比べ物にならないが、それでもみんな楽しそうである。宿題に毎日責められて、勉強・勉強の毎日。たまにはこういう息抜きがあってもいい。

ところで、今朝、今回の総括・渉外の主担のK先生がKLの日本人学校から、長縄を借りてきていただいた。女子生徒の縄跳び競技のためである。授業中に、こそっと本部の係3人で、IBTのものと比べ長さを確認、調節した。こういう隠れた仕事はいいなあ、と思う。今日の画像は、各団の会議の様子も撮影したのだが、結局生徒の写っていない、その”長縄”になってしまった。(笑)

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