2016年8月26日金曜日

IBTの話(33) センの「貧困」

http://1000ya.isis.ne.jp/1344.html
金曜日は補習の日である。アフリカ開発経済学を講じているのだが、みんななかなか真剣に聞いてくれている。

今日は、アマルティア=センの「貧困」についてまず語った。ちょうど、生徒たちは、日本語の授業で自分の進路選択についてかなり具体的に詰められているところである。経済学部、経営学部、社会学部、国際関係学部…。何を学びたいのいのか、それを自分の中で考え、志望動機として煮詰めていくのである。なにか、いいヒントはないかと常に考えているようだ。私の授業が与える影響ははなはだ大きいようで、作文を見せてもらうと、私が授業で話した内容がよく出てくる。(笑)

まあ、センの「貧困」の定義を語るには絶好の時期であったかもしれない。このセンの話からHDIやSDGsの話にもっていく。かなり高度な内容なのだが、かなり理解してくれているようだ。

なんか、こういう授業をしていると、マレーシアに来たかいがあったとしみじみと思う。センの「貧困」の意味を精査した彼らにマレーシアの未来を託したいと思うのである。

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