2025年7月29日火曜日

イチロー氏 殿堂入りスピーチ

https://full-count.jp/2025/01/22/post1689549/
NY州北部の田舎町・クーパーズタウンで行われたイチロー氏の殿堂入りスピーチを聞いて感無量だった。ユーモアを交え、全て英語のスピーチだったが、何より「野茂さん、ありがとうございました。」と唯一日本語で述べた一説は胸に染みた。イチロー氏も感極まった表情だったが、冷静にスピーチを続けた。不調だった2度目のMLB決勝戦でタイムリーヒットを打った時のように…。

https://www.youtube.com/watch?v=ifO08pj7Pro

イチロー氏はスピーチの中で「愛する野球を45歳まで最高レベルで続ける唯一の方法は、野球に完全に身を捧げること、ファンのためパフォーマスをする責任があり、すでに勝敗が決まっていても用具を片付けたり箱をテープで止めたりすることは決してなく、ファンに毎試合完全な注意を払うことがプロとしての義務だと感じていた。(趣意)」と述べている。この言はまさに真実のイチロー氏の姿であり、NYヤンキース時代にレギュラーを外れ、もう敗北が決まり、若手のチャンスとなった試合で、他のレギュラーがスパイクを脱いでいる中、何時代打に指名されてもいいように、裏で素振りを続けていたという話がある。多くの前人未到の記録を残したことも凄いが、こういう武士道的姿勢がとんでもなく凄いと私は思う。

「夢は必ずしも現実的ではないが、目標はそれに到達する方法を深く考えれば可能になり得る。」「目標は、困難で挑戦的でしかも一貫性が基盤になる。」まさに今の大谷選手の高校時代の曼荼羅から始まる姿勢と努力はイチロー氏の言う”夢と目標の違い”を体現したものであるといえるだろう。大谷選手もこのスピーチに大きな感銘を受けていたようだ。まさに師弟関係。

イチロー氏、そして大谷選手へと繋がる武士道的・野球道は、MLBそしてアメリカ世界に大きな影響を与えているように私は思う。

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