2011年8月26日金曜日

レソト王国の義援金

レソトの人々
ガーナの11歳の少年が、ソマリアの飢饉のニュースを見て、募金活動を始め、$4000(約30万円)の義援金を集めたというニュースが流れた。彼の言葉。「ぼくの呼びかけが若い人にもお年寄りにも、そして、お金持ちにも貧しいひとにも届いてとても嬉しい。」なかなかやるではないか、ガーナの地球市民。

AU(アフリカ連合)全体では、各国と民間企業から270億円ほどが拠出されるという。最近のアフリカの経済成長率が高くなっていることが垣間見える。ちなみに、南アフリカ共和国に周囲を囲まれた”南アフリカのスイス”といわれる、のどかな山国・レソト王国の拠出金は、ガーナの少年の集めた義捐金の1/2だそうだ。

レソトの人口は200万人。1日$1以下で生活する人口比率は36.4%。5歳未満の幼児の栄養失調率は16.6%。成人のエイズ感染率が23.2%と、かなり厳しい後発開発途上国(LDC)である。

義援金は、金額が多いから良いというものではない。わざわざ面白おかしく書くジャーナリズムの品位を問いたい。ちなみに発信元はAFP通信社である。

ところで、今日、本校の生徒会が自転車にアルミ缶を積んで業者に売りに行ってきた。本校内で生徒が飲んだ飲料水のアルミ缶を集め、(そういうシステムが構築されている)彼らが小さく押しつぶし、ときどき売りに行くのである。今回は2000円強になったと報告をうけた。月曜日に私が郵便局に行って赤十字社経由で東北へ送ることになっている。ほんとわずかな金額かもしれないが、この暑い中、アルミ缶を集め、押しつぶし、自転車で運ぶ彼らの労に、心から敬意を表したい。うちの生徒会も、なかなかやるのである。

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