PBTの同僚のT先生は、元小学校の先生で、アクティブ・ラーニングなどの教育実践をしてきた人だ。私は、JICAと開発教育から、ESDの世界に入ったが、T先生は教育委員会主催の研修などで入ったらしい。ともあれ、彼女は小中学校でのこういう実践についてはくわしいので、PBLの資料はないかと聞いてみたら、なんとマレーシアに持ってきていたのだった。さっそく見せてもらった。「中学社会科アクティブ/ラーニング発問174」(峰明秀著/学習みらい社)を始め、持ってきてくれたのは3冊。
先日も少しエントリーしたが、問題解決型学習で、公民分野はなんとなくイメージ出来るのだが、歴史分野をどう料理するのだろうと思っていた。意外に中学の学習内容は深い。長年高校の教師をやってきた身としては、中学でどれくらい教えるのかといったことは全く未知の世界である。おもしろそうなものを拾ってみる。
平家物語をゲーム化してみよう。基本データを調べて、名場面を絵にして並べ、ストーリー化。…歴史の大まかな流れをとらえる。
平清盛を経済・外交・軍事などの面から5段階評価したり、武士・商人・貴族など違う立場から5段階評価、また人物そのものへの5段階評価とその理由を記述する。…現代にも通じる観点から歴史的人物を評価することで、歴史を現代の視点でとらえたり、現代の判断に応用したりする。
…なるほど。なんとなくイメージが拡がったのだった。
2019年5月9日木曜日
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