2017年9月17日日曜日

アメリカの先制攻撃ナシ論

アントニオ猪木が帰国してから、北朝鮮がまたまたミサイルを撃って、正距方位図法で見ると、グアムに十分な距離まで飛ばして見せた。今回も日本は迎撃しなかった。それでいいと思う。ここに来て、WEB上では、アメリカは先制攻撃など出来ないという論調が強くなってきた。

たとえば、これまでのアメリカの戦略で、空母の数が少なすぎるという軍事的な見方がある。リビア空爆時は3隻、湾岸戦争時は6隻。アフガン攻撃時は4隻、イラク戦争も6隻。北朝鮮の航空戦力はたいしたことはないが、イラン製のレーダーとロシア製のコピーの地対空ミサイルを配置している。西太平洋にある空母の現状はロナルド・レーガン1隻。他は中東に展開中だったり、訓練中だったり、ドッグで整備中。口でいくら過激な発言をしようと、本気でファイティングポースすら取っていないことは確かだ。
http://bunshun.jp/articles/-/4065?page=2

空母なしで、先制攻撃するとはちょっと考えにくい。グアムや在日米軍基地からの限定的な攻撃で片が付くとは思えない。まして、ハリケーン被害も重なってアメリカの内政がここにきて大きな危機を迎えている。まあ、完全に北朝鮮にその辺を見透かされている。

今日、衆議院の年内解散という話が出てきた。と、いうことは益々アメリカの先制攻撃なしという推論が正しくなる。国家の非常時に衆議院解散はありえないからだ。おそらく、官邸はアメリカから先制攻撃なしという言質を得たのではないかと私は思う。北朝鮮が自ら先制攻撃をすることは自殺行為に等しい。よって、いくら過激な発言をしてもないといえそうだ。危ないのはアメリカの方である。予防戦争などと言う理由で日本や韓国が被害を受けることは徹底して避けるべきだ。衆議院の解散云々はともかく、戦争回避できるならそれでいい。

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