2017年9月18日月曜日

朝の650番バスの風景

住処から見たタマンデサ中心部の風景
私の住むタマンデサには、650番のバスが走っている。時刻表などないし、極めて不安定なスケジュールで走っている。だいたい7時15分頃にバス停に立つ。今日などはすぐにバスが来たが、誰も乗っていない。摩訶不思議である。推測だが、タマンデサの最初のバス停が始点なのだと思う。私の乗るバス停は2つ目だからさもありなん。無人のバスに乗り込むのはなんとなく不安である。(笑)

普段は、陳さんという同じコンドに住む中華系の壮年や、インド系の壮年(2人いる)と同じバスに乗る。インド系の人はコンドの前でバスが来るのを待ってくれていて、来たらバス停に向かってくる。「coming Soon!」と合図してくれる。1ヶ月前くらいから中華系の若い女性も朝のバス友の仲間入りをした。いつも携帯を見ているので挨拶程度だけど。

バス停で待っていると、少し背の低いバングラディシュ人かインドネシア人の清掃スタッフが姿勢良く歩いてくる。なんとなく挨拶をするようになって1年以上になる。同じく、2人組の青年も来る。彼らと会うのはバスがかなり遅れている証拠だ。(笑)最近二人とも自転車に乗ってくる。給料を貯めて買ったんだと思う。いつも笑顔で挨拶する仲だ。

バスに乗っている人々も顔なじみだ。どこで乗り、どこで降りるのかもだいたい知っている。(笑)先日、新しい愛想の良い運転手が、道を間違えるという事件があった。乗っている乗客は大騒ぎ。みんなで左へ迂回すべきだとワイワイ言っていた。普段はみんな大人しいのだけれど、緊急の場合はそうでもない。結局、Dマーケット前のバス停には寄らず、2人ほどの待ち人は見捨てられてしまったのだった。日本では考えられないハナシだ。

IBTの国費生の寮になっているコンド前のバス停からも多くの人々が乗ってくる。その次のバス停は、インド系の人が多い。満員状態になる。ここで、時々目の不自由な中華系のご婦人が乗ってくる。民族を問わず、必ず優先席に座らせる。タマンデサをぐるりと一周して、いよいよミッドバレーへ向かう。バイクがバスと車の間をすり抜け走り去っていく。日本であんな運転をするとえらいことになるが、みんな平気だ。私がこっちで車を持たない最大の理由である。ローカルバスはいろいろあるけれど、やっぱり好きなんだなあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿